2011年3月11日(金曜日)
えらくながい揺れが続いていた。
横揺れがほぼ2分以上、震度は1ぐらいだな・・・
と、考えながらパソコンに向かっていた。
出かける準備をしていたら、娘から電話があった。
東京の息子に携帯がつながらないんだという。
早くテレビ、見てよ!
大変なことがおきてるんだから!
東京でも震度5なんだから・・・
半分、悲鳴に近い声でまくしたてる娘・・・
さっきの地震が・・・と思いながら健さんの部屋へかけつけた。
健さんはすでに、くいいるようにテレビの画面を見つめていた。
言葉が出なかった。
しばらく画面を見ていたら、津波が川を遡上し
土石流となって平野部をなめつくすように進む様子が
映し出された。
日本が沈没すると思った。
ハッと我に返って、息子の携帯へかけなおした。
やはりつながらない・・・
今度は、メールをいれてみた。
しばらくして息子から電話がかかってきた。
外に出ていたから・・・というなり携帯が切れ
それっきり、携帯へつながらなくなってしまった。
いまのところは、きっと無事だから・・・
と思いつつも、不安がよぎる。
東京にいる知人や友人たちの安否も気がかりだ。
無事でいてほしいと祈る。
マグニチュード7.8という数値もすでに8.8と訂正された。
阪神大震災の180倍もの規模だという。
想像を絶する天変地異がいま、この日本でおこっているのだ。
震度5、震度4といった大規模な余震がこきざみに続いている。
刻々とテレビ画面に映し出される被災地の状況は、
息をのむしかないほど、悲惨でむごい。
津波注意報は日本全土におよんでいる。
計測できないほどの大きな津波が、三陸海岸を襲っているという。
福島の原発では放射能漏れのおそれもあることから、
政府は原子力緊急事態宣言を発令。
未曾有の震災は、いまだかってない緊急事態の様相と
なりつつある。