はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

聖域なのか・・・教育委員会は・・・

2011-03-24 | 議会

2011年3月24日(木曜日)
わたしが3月議会の一般質問でとりあげた「学校教育と教育委員会」・・・
内容は、教師からの児童・生徒への体罰等暴力についてだ。

教師から体罰と言葉による暴力を受け、教師と学校への恐怖感から
登校できなくなった児童とその保護者に、
わたしは第三者としてかかわってきた。
第三者というのは、保護者と学校側との話し合いの場に立ち会ったからである。

その過程でみえてきたことは、学校側が教育委員会にたいし、
報告や相談、連絡を取っていなかったということだ。

話し合いの中で、校長と教師はたしかに体罰であったと認めている。
しかし、いつの間にかそれは「行き過ぎた指導」だったと
訂正されてしまっている。

これまでにも、今回の件だけではなく教師からの
暴力行為があったことは保護者等からの聞き取りでわかっていた。

しかし、学校側にも教育委員会にも記録は何もないのだ。
教育長は過去3年間にこのような事例の報告は1件もないと
答弁している。

学校も教育委員会も問題を丸く収めることしか考えていないようだ。
丸く収めるというのは、つまりは教師と学校と教育委員会に
傷がつかないようにということに他ならない。

敦賀の学校にはこどもたちにとって、ほんとうにいい先生が
いっぱいいるのも事実だ。
でも一部の教師の暴力行為で傷ついた児童生徒もじっさいに
存在しているのも事実なのだ。

すでにこの問題は、今回の当事者である児童とその保護者、
そして学校側だけの問題ではなくなってきているのに、
教育委員会は、当事者になることを避けようとしているようだ。

ただ、学校教育課の担当の先生方はほんとうに
一生懸命、今回の事件に親身になってかかわってきてくれた。
しかし、だされた結論は学校側の保護者への謝罪にたんに、
立ち会うだけ・・・
県の教育委員会の指導なのかどうかは定かではないが・・・

教育委員会として、謝罪会見をおこなったうえで、
今後の対応策をどうするのか、発表するのが教育委員会としての
あるべき姿だとわたしは思っている。

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「現代ビジネス」より「東電国有化」と核燃料サイクル断念に迫られる電力行政

2011-03-24 | 東日本大震災

2011年3月24日(木曜日)
「現代ビジネス」より
「東電国有化」と核燃料サイクル断念に迫られる電力行政
      原発事故という人災に莫大な請求訴訟/伊藤 博敏

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110324-00000001-gendaibiz-bus_all

「原発は人災だ。早く保障を! 」

東京電力福島第一原発の事故を受け、福島県農協中央会が、
3月22日に開いた緊急組合長会議で、
組合長らからの悲痛な叫びが相次いだ。

もはや県内8万戸の農家は、"壊滅"を覚悟している。
連日、原乳やホウレンソウなど露地物野菜を破棄、
風評被害は現実のものとなり、
規制対象外のハウス野菜や畜肉などが、
「福島県産」というだけで売れない。

地震については「天災」と、諦めもつこう。
だが、原発事故による「放射能汚染」は我慢ならない。
「五重の防護体制が敷かれ、どんな不測の事態にも耐えられる」と、
東電が繰り返していた「安全神話」は、
高さ15メートルの津波で崩壊した。

「想定外」は通用しない。
「人災」である以上、東電には莫大な請求訴訟が起こされる。

地元住民にとってもそうである。
福島第一原発が立地する双葉町は、震災によって町が壊滅、役場ごと
「さいたまスーパーアリーナ(さいたま市)」に疎開したが、
たとえ原発事故が終息しても、高度の放射性物質は滞留、
仮設住宅すら建てられない。

農家の疎開住民は、テレビインタビューにこう答えていた。

「放射能が残っている間は帰れない。
安全宣言が出たところで、コメを作っても、
『双葉産』というだけで売れないだろう。
もう、町を捨てるしかない…」

その人災被害の補償も、東電に求められる。
東電が、これまで双葉町にもたらした地域整備や公共工事、
雇用などの"貢献"とは別問題である。

加えて、ライフラインを担う東電は、電力確保の為に、当面、
原発という"稼ぎ頭"を捨てて、火力発電所の復旧を急ぎ、
他の手立てを考えねばならず、それに投下する資本も莫大である。

 災害補償に再建資金---。

もはや一私企業の能力を超えており、国に頼るしかない。
JAL(日本航空)と同じ国有化。
東電は、3月22日、役員報酬のカットを発表したが、
それで収まるほど甘くはない。
すでに、英フィナンシャルタイムズは、3月21日の社説で
「東電国有化は避けられない」と書いた。

実は、国有化を最も恐れているのは、東電以外の関西電力、
中部電力など他の電力会社である。
東電も含めて、電力各社の持つ既得権益は日本最大といっていい。

沖縄も含めて全国を10ブロックに分けて電力事業を独占、
価格はコスト+適正利潤を維持、その安定性と豊富な資金で、
地域経済界に君臨してきた。
安定と名誉と報酬---。この三つを独占した権益が、
東電国有化→電力行政の見直し→電力事業の一時国有化、
という方向で失われることを、電力各社の経営陣は、危惧している。

*** 経産省若手がつくった”怪文書” ***
 
これまでの電力行政は、原発とともにあり、
それは地域独占の豊富な資金が生みだしていた。

端的な例が、核燃料サイクルである。

原子力発電所で発電した後の使用済み燃料を、再処理、
ウランとプルトニウムを回収して再び核燃料として使うという
"夢"の技術である。
高速増殖炉を利用する場合、希少価値のウランの利用効率を
60倍に高めるという意味でも、高速化する核物質の制御が
非常に難しいという意味でも"夢"だった。

6年前、この"夢"の技術があまりに非現実的で、
コストパフォーマンスが悪いということを知らしめる
「19兆円の請求書 止まらない核燃料サイクル」という
"怪文書"が出回ったことがある

ただ、正式な文書ではないという意味では"怪文書"だったが、
異議を唱え、文書を作成したのは、核燃料サイクルに批判的な
経産省の若手官僚らであり、ある意味、
原力行政を内部告発するものだった。

まず、総額19兆円といわれた再処理コストが、
再処理工場の建設コストの3倍増という"実績"に照らせば
50億円となってもおかしくないというコスト面を批判。
次に、高速増殖炉もんじゅが挫折すれば、
MOX(ウランとプルトニウムの混合酸化物)燃料を利用する
プルサーマル(軽水炉サイクル)計画を主役にするといった
"ご都合主義"を指摘していた。

*** 欧米では中断が相次ぐプルサーマル ***
 
素人目にも、核燃料サイクルの挫折は明らかである。

青森県六ヶ所村に建設された六ヶ所村再処理工場は、93年の着工時、
約7600億円の予算でスタートしたものの、相次ぐトラブルで
完成延期と増額が繰り返され、今では予算額約2兆2000億円、
完成予定は12年9月となっている。

高速増殖炉もんじゅも情けない。
85年、福井県敦賀市で建設着工、95年8月に初発電に成功するものの、
同年末、ナトリウム漏洩事故が発生。
14年の中断を経て、10年5月、運転を再開したが、同年8月、
またもや炉内への装置落下事故発生で、運転中止を余儀なくされている。

その間をつなぐ技術のプルサーマルは、燃料効率は1・1倍しかなく、
欧米では「コストに見合わず、資源的にメリットも少ない」として、
中断が相次いでいる。

結局、日本は、経産省、資源エネルギー庁、原子力安全委員会、
原子力安全・保安院、東電など電力会社、東芝、日立製作所、
三菱重工など原発関連メーカーが、官民一体となって
「原発を推進する」という統一目標に向かって突き進む構造となっていた。

同一価値観を持つ彼らは、「原子力村」を形成しているわけで、
それを可能にしたのが電力独占の高収益体制。
証拠に、無駄な投資資金が積み重なっている核燃料サイクルは、
電力料金に加算されており、懐が痛むのは利用者=国民である。

そうした構造を大震災は吹き飛ばした。
もはや、無理、ムダ、独占は許されない。
「原発はいらない」と、国民感情が盛り上がっている今、
一時国有化のうえ、電力行政を抜本から見直す時期にきている。

「19兆円の請求書 止まらない核燃料サイクル」

http://kakujoho.net/rokkasho/19chou040317.pdf#search='

「19兆円の請求書 止まらない核燃料サイクル」'

 

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3月23日(水)のつぶやき

2011-03-24 | 東日本大震災
08:03 from goo
桜のたよりもなぜか哀しい・・・ #goo_aran1104 http://blog.goo.ne.jp/aran1104/e/a5850031d29661a4489479fd7fc2d2ad
08:05 from goo
支援物資の搬送を中止? #goo_aran1104 http://blog.goo.ne.jp/aran1104/e/e5c3c682ed1ff0a3e80b88cbe41c55a7
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