2011年3月20日(日曜日)
産経新聞の記事から敦賀の話題をアップ。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110320/fki11032002280003-n1.htm
東日本大震災 仏TV、敦賀市長にインタビュー 福井
■「安全性は、対応は…」
福島第1原発の事故を受け、仏国の大手民間テレビ「TF1」の取材班が
19日、敦賀市の河瀬一治市長に
原発の安全性や緊急時の対応などについてインタビューした。
仏国は国全体の電気供給量の約8割を原子力に頼る原発大国。
日本と協力しながら次世代原子炉の開発などを行っている。
それだけに、今回の事故で国民が受けた衝撃は大きく、
国内では原発の存続、廃止に関する議論が活発化しているという。
今回、福島原発と同型の沸騰水型軽水炉の敦賀原発が立地する
同市の市長に意見を求めた。
取材班は「安全性について意見は」
「大事故を想定した準備をしていたか」
「仏国は原子力を信じられない人が多い。
日本はどうか」などと質問。
河瀬市長は、地震の多い地域に福島原発を建てたのは間違いかとの問いに
「今となっては、もっと古い文献を調べれば対策ができたのでは。
残念に思う」と表情を曇らせた。
リポーターのジュリアン・ボーモントさんは
「日本在住の仏国人が多いこともあり、みな心配している。
原発をやめた方がいいのか、安全計画をどうするかなど、
国民のよりよいディベートのためにも情報を伝えていきたい」
と話していた。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110320/fki11032002280001-n1.htm
東日本大震災 支援物資、韓国から海上輸送 福井・敦賀
■“人道の港”に
“人道の港”再び-
東日本大震災の被災者に向け、韓国からの支援物資を乗せた船が
19日、敦賀港に入港。
県や敦賀市の関係者らが物資を受け取った。
日本海側で釜山から直行便があるのは同港のみ。
韓国からの支援物資の海上輸送は今回初という。
来港したのは、敦賀-釜山間で運行する
国際定期RORO船(貨物輸送船)。
定期航路を通る運航会社「パンスターグループ」が支援物資の
無料搬送を申し出し、釜山広域市や同市商工会議所、
市民団体らが県に支援を申し入れた。
届いたのは釜山広域市民から募った寄付金などで購入した
毛布約1万6千枚と非常食のカップ麺9千食。
駐日本釜山市貿易事務所の張玉世(じゃん・おくせ)所長のほか、
韓国の市民団体らの代表計5人、
県や市の関係者約20人が引き渡しに立ち会った。
張所長が
「苦難を1日でも早く乗り超え、元気を取り戻して」と
釜山広域市長の伝言を読み上げると、県労働部の林雅則部長は
「敦賀港を支援に利用できたのは意義深い。
心温まる物資を万全を期して届けます」と述べた。
市民団体の代表らは声を合わせて
「ヒムネセヨ(ガンバレ)、ニッポン!」とエールを送った。
物資は21日に発送、被災地には22日の午前中に到着する予定。