金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【金融】労働人口激減! 優秀な移民を受け入れよう編

2019-03-11 07:39:45 | 金融マーケット
 先週から続けています労働人口激減対策シリーズ、本日は「優秀な移民を受け入れよう編」です。

 移民の受入れについては、すでに2月7日から14日にかけて、日本の成長戦略のために、移民を受け入れて、彼らが中間層へ育っていく過程の爆発的な購買力を活用しようと、意見を申し上げています。それは彼らの消費者としてのパワーを活用しようという着眼でした。

 今回は、彼らの働き手としてのパワーをこの国の発展の源泉として活用しようという着眼です。
 日本は民主主義の国で、個々人の自由と主権が保証されている国です。そして、災害や事故が発生すれば、国や自治体はもちろんのこと、多くの日本人ボランティアが同胞を救おうと本気で助け合える、世界でも有数な住みやすい国だと思います。また世界中のすべての宗教に対して、偏見が少ない国としても有名です。
 このような国は、実は世界にそれほど存在しません。自由と民主主義の盟主であるアメリカでさえ、宗教に対する偏見は数多く存在します。憲法で「宗教の自由」を謳ってはいますが、議会証言をする際には、皆「聖書」に手を当てて誓うのが通例になっており、彼らの言う「神」は、基本的にプロテスタント宗派の神に他なりません。

 したがって、世界に散在する有能な外国人のうち、日本が大好きな、あるいは、日本でなければ救われないマイノリティは数多く存在するはずで、語学力や日本へのロイヤリティ、あるいは習得している技術・学術などにより、一定基準をクリアした人たちを、三顧の礼で受け入れる国になるべきだと思います。かなり優秀な人間が世界中から集まってくるはずです。

 昨年法案が通過した「改正出入国管理法」は、「業務研修生として入国しても、5年たったら早く帰国せよ」という失礼極まりないもの。せっかく日本が好きで来てくれる研修生を、利用するだけ利用しようとするもので、敬意のかけらもありません。せっかくの日本ファンを失望させるだけの中身です。
 国会での議論も、勉強不足の野党のせいで、本質的な議論が全くなされませんでした。本当に恥ずかしい限りです。

 優秀な世界の才能を、三顧の礼で迎える国になりませんか? 
 このままでは、ボウっとしているうちに日本は国力を失ってしまいますよ!

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