昨日は、「すべてAIに任せる運用商品」は怪しい、ということを申し上げました。
今、日本の資産運用の世界で「AI活用」という言葉を最も多用しているのは、ロボアドと呼ばれる、資産運用アドバイス機能を売りにしている業界です。スマホアプリをダウンロードして、自らのリスクに関する考え方を、3つか4つの質問だけで「判別」し、それにより運用すべき資産運用ポートフォリオを提案するというもの。実際に口座開設をすれば、投資金額の1%を投資助言料として収受するビジネスモデルです。
このビジネス自体はけしていかがわしいものではなく、むしろ、安いコストで資産運用を広く国民に広めることができる分野として、私自身も応援している業界ではありますが、このプロセスに「AI活用」という言葉を多用しているのはいただけません。3つか4つの質問によって、リスク許容度を測る仕組みは、けしてAIと呼べる代物ではなく、単なる「アミダくじ」に他なりません。すなわち、最初から3パターン程度のポートフォリオを用意して、そのパターンに至るための「アミダくじプロセス」に過ぎないからです。「何だか判らないけど、人工知能が導き出した結果なんだから良さげに見えるわなぁ」と個人投資家は感じていると思いますが、これはもうお客様を愚弄しているレベルだと思います。
こういう代物を、日経新聞も朝日新聞も、平気で「AI活用のロボアド」と紹介しています。もちろん、AIという言葉が指す範囲が曖昧すぎるのが原因なのですが、そろそろマスコミの方々にも、素人の個人投資家が勘違いするような表現を避ける責任があると思いますが、いかがでしょうか?
今、日本の資産運用の世界で「AI活用」という言葉を最も多用しているのは、ロボアドと呼ばれる、資産運用アドバイス機能を売りにしている業界です。スマホアプリをダウンロードして、自らのリスクに関する考え方を、3つか4つの質問だけで「判別」し、それにより運用すべき資産運用ポートフォリオを提案するというもの。実際に口座開設をすれば、投資金額の1%を投資助言料として収受するビジネスモデルです。
このビジネス自体はけしていかがわしいものではなく、むしろ、安いコストで資産運用を広く国民に広めることができる分野として、私自身も応援している業界ではありますが、このプロセスに「AI活用」という言葉を多用しているのはいただけません。3つか4つの質問によって、リスク許容度を測る仕組みは、けしてAIと呼べる代物ではなく、単なる「アミダくじ」に他なりません。すなわち、最初から3パターン程度のポートフォリオを用意して、そのパターンに至るための「アミダくじプロセス」に過ぎないからです。「何だか判らないけど、人工知能が導き出した結果なんだから良さげに見えるわなぁ」と個人投資家は感じていると思いますが、これはもうお客様を愚弄しているレベルだと思います。
こういう代物を、日経新聞も朝日新聞も、平気で「AI活用のロボアド」と紹介しています。もちろん、AIという言葉が指す範囲が曖昧すぎるのが原因なのですが、そろそろマスコミの方々にも、素人の個人投資家が勘違いするような表現を避ける責任があると思いますが、いかがでしょうか?