ハイレベルだった天皇賞秋の1~3着が不在のジャパンカップですので、普通ならば4着のユーキャンスマイルが◎、5着のワグネリアンが〇、府中2400mでの好走歴が光るカレンブーケドール▲で決めていたのですが、何と金曜日から3日連続の雨で、馬場は最悪の状況となる見込み。
重馬場のジャパンカップと言えば、シンボリルドルフが勝った時も、タップダンスシチーが逃げ切った時も、酷い重馬場でした。自力の差が出るからか、2着とは、けっこうな差がつくケースが多かったと思います。あの頃とは、芝の質も、馬場の整備も格段にレベルアップしている府中競馬場ですので、どこまで影響が出るかは分かりませんが、明らかなのは「飛びの大きな馬」は不利、「ピッチ走法が出来る馬」は有利だと思います。
まずはピッチ走法といえばエタリオウ。この馬は2着に敗れることが多く、その理由は諸説あるのですが、ひとつはピッチ走法ゆえにラストにバテてしまうという説。でも、今回は雨が味方しそうです。次に、雨になるとピッチ走法へ変更出来るのが、ワグネリアンとジナンボー。ワグネリアンは2歳時の野路菊Sでは、重馬場で3ハロン33秒0の上がりで勝利しています。ジナンボーは2走前のジェーンSで、不良馬場の逃げ切り勝ちがあります。また忘れてはいけないのが、古馬になってからのマカヒキ。ダービーまでは抜群の切れ味が強みでしたが、凱旋門賞遠征後は、むしろ切れ味がなくなった替わりに、長く良い脚を使うのが特徴になってきました。したがって、馬場が悪い時の方が上位に食い込む傾向があります。
一方で、良馬場であれば、飛びが大きいので府中適性が高いと思われていたのが、ユーキャンスマイルとカレンブーケドール。今回は少し割引が必要だと思います。ということで、◎〇▲の順番を入れ替えるとともに、雨で浮かんでくる馬たちを△に加えることにしました。
馬券は、②ワグネリアンを◎にして軸馬に指名、以下⑬エタリオウ、⑭マカヒキ、⑮ジナンボー、⑥ユーキャンスマイル、①カレンブーケドールへ、馬連5点と三連複10点で。
結果的には、ディープ産駒と金子オーナー、および友道厩舎への応援馬券みたいになってしまいました。まぁ、「ディープインパクトメモリアル」だから、これで良いですかね。