朝にアップした「香港と深圳」のブログの中で、ジョン・レノンのImagineの話題をいたしましたが、深圳の人間が「共産主義を讃える歌だ!」と思うはずもなく‥と書いたところに、幾つか質問も頂いたので、もう一度テーマにいたします。
以下、Imagineの原文と和訳です。
Imagine there's no Heaven It's easy if you try No Hell below us Above us only sky Imagine all the people Living for today... Imagine there's no countries It isn't hard to do Nothing to kill or die for And no religion too Imagine all the people Living life in peace You may say I'm a dreamer But I'm not the only one I hope someday you'll join us And the world will be as one Imagine no possessions I wonder if you can No need for greed or hunger A brotherhood of man Imagine all the people Sharing all the world You may say I'm a dreamer But I'm not the only one I hope someday you'll join us And the world will live as one |
想像してごらん 天国なんて無いんだと ほら、簡単でしょう? 地面の下に地獄なんて無いし 僕たちの上には ただ空があるだけ さあ想像してごらん みんなが ただ今を生きているって... 想像してごらん 国なんて無いんだと そんなに難しくないでしょう? 殺す理由も死ぬ理由も無く そして宗教も無い さあ想像してごらん みんなが ただ平和に生きているって... 僕のことを夢想家だと言うかもしれないね でも僕一人じゃないはず いつかあなたもみんな仲間になって きっと世界はひとつになるんだ 想像してごらん 何も所有しないって あなたなら出来ると思うよ 欲張ったり飢えることも無い 人はみんな兄弟なんだって 想像してごらん みんなが 世界を分かち合うんだって... 僕のことを夢想家だと言うかもしれないね でも僕一人じゃないはず いつかあなたもみんな仲間になって そして世界はきっとひとつになるんだ |
この歌が発表された1971年当時、「国なんて無い」「宗教もない」「何も所有しない」というところが、共産主義を礼賛していると言われて、テレビやラジオで放送禁止にされたことがあったので、上記フレーズを入れたのです。まぁ、軽いジョークですが‥。
いまや、世界平和を唱えるスタンダードになったこの曲が、デモクラシーの盟主である、当時のアメリカ国内でも、そんな仕打ちに遭っていたということ。国家資本主義の中国だって、10年後には変わっていると期待したって、良いジャンね!