金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【競馬】 朝日杯FS サリオスはマイラーなのか?

2019-12-15 07:37:06 | 競馬

 阪神1600mの朝日杯FSと、中山2000mのホープフルステークス。2歳牡馬にとって同時期に2つのGⅠがありますが、朝日杯の方は3歳クラシックには繋がらないレースとして定着し始めました。昨年の勝ち馬アドマイヤマーズは、その後、NHKマイルCを勝って、暮れの香港マイルを制したものの、春のクラシックとは縁遠い結果になりました。

 一方のホープフルステークスは、何だかGⅡの匂いが消えないGⅠレースでしたが、レイデオロがダービー馬となり、サートゥルナーリアが皐月賞を勝ったため、クラシック路線なら、むしろホープフルへと流れが変わりました。今年も東京スポーツ杯を勝ったコントレイルや、同じく3着だったラインベックはホープフルへ向かいます。

 さて、朝日杯の大本命になるであろうサリオスは、なぜこちらを選んだのでしょう。サウジアラビアRCを2歳レコードで勝利したので、マイル適性が高いのは間違いありませんが、ハーツクライ産駒でマイルを得意という馬が非常に数少ないという事実があります。前走のサウジアラビアRCでも、サリオスのエンジンに火が点いたのは、横からクラヴァシュドールが迫ってからであり、併せ馬のようになって気合が入ったようにも見えました。ひょっとすると、他のハーツクライ産駒と同様、2000m以上の方が向いている馬かもしれません。

 今回の走りを見れば、サリオスの距離適性が判ると思いますので、万が一、4コーナーあたりでモタモタして負けたりすれば、むしろクラシックレースでは狙い目になると思います。

 馬券は、大本命サリオスに、京王杯組からタイセイビジョンとビアンフェ、デイリー杯組からウイングレイテストとレッドベルジュールの5頭三連複BOXで。あっさり、サリオスに勝たれれば、ハーツクライ産駒初の強いマイラーが誕生となりますし、もし負けても、クラシックで面白い狙い馬が出てくることになりますので、基本は観るレースと致します。


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