金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【3歳馬のケンタッキーダービー挑戦】 来年からはダート三冠レースを選択⁉ やっぱり米国?

2023-04-05 04:40:18 | 競馬

 3月のUAEダービー(GⅡ)を勝ったデルマソトガケと、3着のコンティノアールの2頭が、5月6日の行われる米国ケンタッキーダービーへ参戦することが発表されました。何と言っても、競馬の世界でダートのNO.1を決めるレースは、米国のケンタッキーダービーブリーダーズカップクラシックの2つ。伝統あるケンタッキーダービーへの出走権が得られたら、挑戦したくなるのは当然といったところでしょう。

 特に、今の日本馬の実力は、芝の世界では既に世界NO.1級となっていますが、ダートについても、その血脈においてはヘニーヒューズやマインドユアビスケッツなど、米国の一線級種牡馬にも見劣りしないものとなっており、展開次第では十分にチャンスがあると思って良いと。両馬の健闘を祈りたいと思います。

 

 ところで、日本のダート界は、来年の2024年度から統一的な3歳ダート三冠レースが整備されることとなっており、今の南関東の羽田杯東京ダービーと、統一GⅠのジャパンダートクラシック(ジャパンダートダービーから名称変更)がリニューアルされて、新たな三冠レースになります。ここには、JRAの馬をはじめ、全国の地方競馬から参戦が予定されています。

 しかし、一冠目の羽田杯二冠目の東京ダービーは、どうやっても、米国三冠レースと日程が重なるタイミングになっており、最近の鉄板ルートとなっている、サウジダービーUAEダービー米国三冠レース というスケジュールとぶつかってしまいます。

 日本のダート界で、新たな3歳クラシック路線が整備される以上、ダートのトップが集まるレースを期待したいと思いますが、一方で、米国ケンタッキーダービーへの挑戦を断念するのは勿体ない気がします。

 

 

 海外への積極挑戦が身上の矢作芳人調教師あたりはどう考えているのでしょうか? ケンタッキーダービーへの挑戦は、ご本人の永年の夢である一方で、南関東競馬の興隆は、元大井競馬の調教師会長だった父上の念願のはず

 まずは、日本のダート三冠レースを盛り上げることに注力することになるのか⁉

 今年の2歳ダート路線は、地方競馬を含めるともうすぐ開始されます。そろそろ、大方針を決めていかないとなりません。

 


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