競走馬・種牡馬として活躍したハーツクライが、3月9日に亡くなりました。22歳でした。繋養先の社台スタリオンステーションで起立不能となり死亡とJRAから発表がありました。
ハーツクライは、2001年生まれのサンデーサイレンス産駒であり、同期には、キングカメハメハやダイワメジャーといった名馬・名種牡馬が揃っている世代でした。1歳下には、あのディープインパクトがいましたが、このJRA史上最強馬にとって国内唯一の敗戦が2005年の有馬記念であり、破ったのが当時4歳のハーツクライでありました。
ハーツクライは、その後、5歳春にはドバイシーマクラシック(GⅠ)を優勝し、また7月には、英国ロイヤル・アスコット競馬場でのキングジョージ6世&クイーンエリザベスSという欧州最高の舞台で3着となる実績を上げて種牡馬になりました。
種牡馬としても、ワンアンドオンリー、ドウデュースという2頭のダービー馬、オークスを勝ったヌーヴォレコルト、天皇賞秋や安田記念、ドバイターフを勝って世界ランク1位となったジャスタウェイ、大阪杯やジャパンカップを勝ったスワーヴリチャード、ジャパンカップを勝ったシュヴァルグラン、豪コックスプレートやエリザベス女王杯、宝塚記念、有馬記念を勝って年度代表馬となったリスグラシューなどの名馬・名牝を数多く輩出いたしました。
早世したディープインパクトやキングカメハメハの轍を踏まないように、2020年に早めに種牡馬引退したのですが、やはり、永年に渡る過剰な種付け数が身体を弱めていたように思えます。
今年の2歳馬がラストクロップでありますが、おそらく昨年のダービー馬ドウデュースが代表産駒であり、後継種牡馬になると思います。ドウデュースには、無理して凱旋門賞などは狙わずに、得意の芝1600~2000mの距離で、世界一を目指して欲しいと思います。(武豊さん、馬優先主義ですよ! 自分の夢を優先させてはいけません‼)
ハーツクライ様 長い間お疲れ様でした。ゆっくりとお休み下さい。 合掌