金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【競馬】 新種牡馬の中間評価

2020-10-01 06:55:06 | 競馬

 まだ9月が終わったところですので、新種牡馬の評価というには早すぎるため、中間評価と銘打っています。2年目のキズナ、エピファネイアの評価にしても、まだ途中レベルですから、暫くは中間評価ということでご理解下さい。

 まず、何と言っても、モーリスとドゥラメンテですが、ここまで2歳種牡馬成績1位と2位を占めており、期待に応える結果となっています。6月7月はノーザンFが狙ったスタートダッシュという訳にはいきませんでしたが、ここまでのところ、総じて産駒成績は安定して結果を出していますので、関係者もホッとしているところでしょう。

 まず1位のモーリスですが、腰が緩い産駒が多いため、新馬戦や2戦目までは勝ち切れないケースが散見されますが、使っているうちに身が入り、しかも使い減りしないタフなタイプが多いので、秋以降も種牡馬成績は良化しそう。やっぱり、アーモンドアイのお婿さんはモーリスで決まりではないでしょうか?

 次はドゥラメンテ。この馬の方が、最初から末脚も切れるので、新馬勝ち上がり率はモーリスよりも上です。ただ、レース間隔は空けて使う方が良いタイプが多いので、モーリスほど使用レース数は上がってこないかもしれません。この産駒は、切れすぎるが故に、怪我しないように慎重に使っていって欲しいと思います。

 そしてリオンディーズ。予想以上に産駒が早くから活躍していますし、距離・コース対応力も柔軟。さすが、シーザリオ血脈。エピファネイアも絶好調ですし、次のサートゥルナーリアへの期待も高くなる。ノーザンFにとっては、モーリス・ドゥラメンテのスロースタートは計算外でしたが、リオンディーズの活躍は嬉しいサプライズだったと思います。

 それからミッキーアイル。新種牡馬で最初の重賞勝ちを出したように、スピードをよく産駒に伝えています。小倉2歳Sの勝ち馬メイケイエールは、短距離だけでなく、マイルまでは活躍すると思います。芝だけでなく、ダートでもディアリストという有力馬を出しているように、実はコスパの良い種牡馬としてこれから注目されそう。

 あとは、マクフィとアジアエクスプレス。両馬ともにダートだけでなく、芝の有力馬も出しています。ヴァーチャリティやオールアットワンスなど大物感溢れる産駒が既に出ていますので、芝の短距離・マイルや地方ダートで、重賞勝ちが早めに出てきそう。こちらもコスパが良く、一口馬主やPOGでは注目を集めそう。

 

 ディープ・キンカメの跡目争いという意味では、先行するロードカナロアに対して、エピファネイアやキズナがGⅠ勝ちや重賞勝ちで、猛追して挑戦状を叩きつけているところですが、モーリスやドゥラメンテとしては、まずは早めに重賞勝ちを出したいところです。2年目以降は、どうしてもペースが落ちてきますので、まずは初年度でクラシック候補を何頭送り出せるか。秋競馬は、最初の正念場だと思います。


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