金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【トレンド】 YOASOBI「夜に駆ける」 にハマる!

2021-03-25 07:18:57 | トレンド

 恥ずかしながら、60歳になる私が、YOASOBI「夜に駆ける」にハマっています。

 

 ハイテク技術で生み出されるサウンドの代表的楽曲と言われていますが、確かに、「ハイテクを駆使した快適なリズムと自由自在な変調テクニック」が目立ちますが、この曲の本質的な魅力は、①昭和歌謡曲にも通じる優しいメロディライン、そして、最も卓越しているのが、②物語風に綴られた甘く切ない歌詞、にあります。

 あらためて、この歌詞は、恐らく若い10代か20代の男子の、どうやっても実らない恋の物語です。曲の最初に出てくる「沈むように 溶けてゆくように」という言葉、そして「さよなら」と言われただけの別れのシーンが、曲全体を支配いたします。

 出会いの瞬間から心を奪われた主人公が、誰かを想いながら心を閉ざす美しい女性を、何とかして幸福な世界へ呼び戻そうと必死に呼びかけていきます。しかし、何をどうやっても、彼女の心は溶けない。全身全霊で、やってもやっても、満身の努力が報われない事実がこの世に存在することを、どうしても認めたくない主人公自身が、闇の世界へ飲み込まれそうになりますが、それを、心を閉ざした彼女が救ってくれます「さよなら」の一言と、優しい笑顔で。

 何と切ない恋歌なのでしょうか。多くの男子が10代20代の頃、経験したことがある、どうやっても手が届かない淡い恋と切ない心情を、短い歌詞の中に物語として綴り切っています。この曲が、10代の学生から、私のような60歳過ぎのオヤジまで、その心をワシ掴みにしてしまうのは、この歌詞の奥深さにあると考えております。

 

(追)ちなみに、うちの嫁から聞いたところ、この曲の歌詞には原作となる小説があるそうです。原作らしい本について、ネットでは、むしろブラックで怖い世界のお話だと紹介されているようですが、やはり曲調やメロディを考えると、上記の私の解釈の方がシックリ致します。

 この曲は、どう考えても、自殺願望の歌などではなく、切ない恋歌ですよ。


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