香りと食でカラダを幸せにする芳香/料理愛好家

"香りと食でカラダを幸せにする芳香/料理愛好家"

加藤サキ子

成分 α-ピネン

2013-12-31 22:51:32 | 成分のはなし

エッセンシャルオイルは様々な芳香成分が集合した有機化合物です

有機化合物というと、ちょっと怖い印象を持たれる方もいるかもしれません

学生時代に化学の授業で、六角形の記号が出てきたのを覚えていますか?
例えば、こんなかんじ


炭素(C)を含む化合物を有機化合物
私たちも、有機化合物の集合体なんです

α-ピネン(C10H16)
炭素と水素の集合体です
モノテルペン炭化水素

香りの特徴は、針葉樹の爽やかな香りです

強壮、殺菌消毒作用

揮発性が高く、他の香り成分をにおい立たせてくれる、サポーター的な役割をします

そのためか、ほとんどの精油に含まれています
極めて多いのがサイプレス、フランキンセンスは約40%、ローズマリー、パインは約30%、キャロットシード、ジュニパーは約20%とヒノキ科、カンラン科が多いのをみると「森の香り」の代表ですね

共通の香り、イメージできましたか?

ハーブティーとエッセンシャルオイル(精油)

2013-12-31 22:14:08 | 植物の恵み
植物の成分を上手に利用するための方法としてハーブティーとエッセンシャルオイル(精油/以後EOと表記)があります

ハーブティーはハーブの水溶性の成分を取り出します
一方、EOは油溶性の成分を取り出します
ということで、それぞれの効能が違うものも存在します
それらは、「成分のはなし」のカテゴリーのなかでご紹介していきます

さて、これらハーブティーも意外と知られていないのが、一日の摂取量のこと
どんなにいいものであっても、摂り過ぎは時に体調を改善するのではなく、体調を崩すこともあります
また、まとめて飲むのではなく、一日に3回、カップ1杯ずつというように分けて飲みます

EOにしてもとても高濃度の植物のエキス、必ず植物オイル(ココナッツオイル、カメリアオイル、ホホバオイルなど)で希釈(薄めて)して使用する必要があります

また、妊娠中の人には注意が必要となるものや
高血圧や心臓疾患の方、メンタルクリニックなどで処方薬剤を飲んでいる方なども注意が必要です

最近では、体に良いということで、様々のサプリメントを個人が自由に摂っていますが、トータルで見ると、過剰摂取に陥っていることもあります

例えば、大豆サポニンやフラボノイド
普段から、日本人は大豆製品を定期的に摂っているので、それほど不足しているわけではないので、サプリメントで摂取する場合は注意が必要ですね
結果過剰摂取となれば、肝機能、ホルモンのバランスを崩してしまうこともあります

ただ、ダメダメというのは、ちょっと寂しことです
それらの注意することを考慮しながら、日常に取り入れるための案内をしようと思います

ちなみに水溶性、油溶性のどちらの成分を抽出する方法があります
それは、アルコールにハーブ(フレッシュ、ドライ)を漬け込んで、抽出する方法です
チンキといいます
市販のレメディは ハーブをブランディなどに漬け込んで作った製品です
これらは「手作りももの」のカテゴリーでご紹介していきます