香り工房"結"のKatoです
昨日のフォーラムの講演で感じたことを記します
薬と命の話です
お薬の開発には莫大な費用がかかります
まずはこの病気にはこんな成分が良いのでは?!、の選択
サンプルを作り、作用の観察
これはもっぱら動物(通常はマウスやラットなどライフサイクルの短い小動物)が実験の対象となります
そして、効果だけでなく副作用、そしていわゆる飲み合わせ、と言われる薬の作用のブロックしてしまう成分の抽出も
適正量もこれらの中で決められていきます
例えば精油や食品の中でもグレープフルーツはある種の薬の効き目を下げると言われています
さらに、あるレベルの安全性が確認されると、臨床で実際の患者に投与して、効果を確認します
それらのサンプル数や期間を経て、いよいよ発売となります
一般的に市販のお薬は医師からの処方のものより薬品の成分量は少ないそうです
でも、あらゆる薬を一度に複数飲むことはときに鎮静などの役割の成分量が多くなってしまう、などのリスクが伴います
市販のものを購入するときも飲んでいる薬を薬剤師の方に相談するのもいいと思います
くれぐれも自分に処方された処方薬を自分以外の人に譲らないでくださいね
そのお薬は医師があなたに合った量を処方しているからです
我が家ではすでに医薬品はありません
(目薬は第2医薬品、これだけはお世話になっています)
アロマテラピーを知ってから、自分なりの使い方を知って、精油を利用しているためです
話が少しそれましたが、これらの実験では多くの小さい命を使っています
近年、欧米ではこれらの動物実験に対してとても高いハードルが設けられています
本当にそれらの動物実験が必要なのか審査が厳しいのだそうです
必要以上に苦しみを与えることも考えられるし、たとえ小さくても命には変わりはないのですから
それに費用も莫大です
ちなみ実験用ラットは一匹500円だそうです
薬だけでなく、精油にも致死量がありますが、検査データには含まれるガスクロマトグラフィーで計測された化学成分だけでなく、それぞれ、感作(アレルギー)量、致死量と言われる安全性に関係するデータも表示されています
これはLD50と言ってラットの50%が死に至る量
これを人間の体重に換算します
自分で獲ったフグを食べで事故も起こる可能性もあります
フグ毒の致死量0.01ml/kg
フグ毒がどれだけ強力かわかります
そのため、フグを調理するには取り扱いなど資格が必要となります
食品にももちろん一度に摂取すると死に至る量がありますが、その前にとんでもない苦しみを味わうことになるので、まず日常で一度に致死量を口にすることはないと思います
身近なところでは急性アルコール中毒です
体内での分解速度は個人で異なるので、とっても危険!!ということです
でも、例えば
塩分や糖分などの摂取量が多ければ、日々体に与えるダメージは大きい
チリも積もれば山となり、やがて心疾患や肝機能障害、腎機能障害などなど
特に私、砂糖食べてない、という方も少なくないと思いますが、炭水化物であるご飯やパン、麺類などの小麦粉で作られた食品は多くの糖質を含んでいる食品です
そして、代謝しなかった糖質はカラダに脂肪となって蓄積されます
講演の中で精油成分はもちろん作用をもたらすが、
香りも効果に関与していると思う、ということでした
香りは嗅覚を通りしてダイレクトに大脳辺縁系に信号が伝わるからなんですね
微量成分でも神経系経路とともに血液にも流れていきます
香りの効果を計るのはとても難しいですね
よく脳波を見てどこに作用するか実験風景を見ます、これらは客観的に反応を確認する実験です
言葉で表すと、個々の人の表現力の違いだったりと結果にバラツキが出てしまうためです
医学的には客観的な数値が絶対的威力を発揮します
なかなかそういったデータが日本では少ないそうです
欧米はフィトセラピー、アロマセラピーなど補完医療に重きを置いているので、データも豊富だそうです
日本でもハーブ療法やアロマセラピーなどをうまく生活に取り入れて、心身の健康を維持できれば、今問題になっている医療費問題や、介護の高齢化による介護などの問題にも
大きく寄与できると思います
なぜなら、もはや、これらを無視できないほど医療費が国の財政に大きく影響しているからです
でもここにもダークサイドがあります
みんなが健康になったら、医療業界の人々は失業?!
医療がこれほど進んでいると言われているというのに、なぜ病院に通う人は減らない?
もうお分かりですね
そろそろ自分やご家族の心身の健康のためのアロマセラピー始めませんか
そして、小さな命を守るために