香り工房"結"のKatoです
今日はビワの葉の成分がぎっしり詰まった石鹸の仕込みです
今日も低温、40度以下で作業
この40度はパームオイルの融点
固形から液体になる温度です
ちなみにココナッツオイルは28度前後
オリーブオイルは常温では液体です
多分、固形になったのは見たことがないはず
融点は0度から5度前後ですから、
マリネなどで冷蔵庫に長時間入れていると、固まることがあります
加熱はオイルの酸化、
劣化にもつながるのでそれを
極力避けるためにも
今回このことを考え
オイルを苛性ソーダ水を加える前に
スパチュラでよく撹拌しました
さらにこの時点で精油を加えます
香水を作った経験がある方は
時間とともに香りが融合されることは
ご存知だと思います
この時点で精油を加えるのは
精油の成分とオイルの成分を
しっかり結びつけるためです
今日はプチグレン、ユーカリプタスラジアータとサンダルウッド
サンダルウッドは白檀の和名の
パウダリーな香りです
乾燥肌、脂性肌の両方によく
ちょっと高価ですが、
香りは魂を静かな湖畔に
運んでくれそうなリラックス効果もあり
苛性ソーダ水も何回かに分けて
スパチュラで優しく撹拌しながら
混ぜます
温度を上げないための手順です
2つの物質を合わせると化学反応で
温度が上昇します
このことを頭の片隅に入れておくと、
オイルや苛性ソーダ水が40度以下でも
加えるとき、数度上昇😊
ためしに、お水とお酒で実験してみて
ください
日本酒はアルコール度数が低いので
おーって感じではないかもしれませんが
撹拌したり、振ると反応が促進され
温度上昇〜〜
ただし、この逆の反応
氷に塩をかけるとさらに凍るのでした
そして後半、泡立器を使いますが
空気を入れないよう、泡を立てないで
撹拌していきます
本日も電動ブレンダーは
使いませんでした
今日は30分ほどで型入れ
今日は牛乳パックを使用しました
窓ができていますが
先週、Eテレ園芸の時間に
この作り方を解説してました
こうすると、強度が維持されて
外側に広がるのを防げるのだとか
全周はテープで固定
確かにいつものタイプと違い
石鹸生地を流し込んでも
歪まない、広がらない👏🏻
この方法、ジュニアソーパー取得の講座で
講師が作ってくれていました❗️
こぼれにくいだけかと思いましたが
強度だったんだ😱😊
昨日の生地は途中、鮮やかなオレンジに
変わり、そのあと色が落ち着きました
今回は色の変化はなしでした
乾燥するともう少し淡い色になる予定
今回の2つはラップもかけず
保温のための湯たんぽもなしです
冷やしすぎないように
保温ボックスには入れておきます
熟成約1ヶ月を楽しみます
下は昨日型入れしたハーブ石鹸です