香り工房"結" のKatoです
日本の味と言えば、鰹節
写真は削り器で削った鰹節です
削っている時間は至福です
シャーシャーと心地いい音と共に
鰹節のなんとも言えぬ香りが漂います
この作業も一種の「xx道(どう)」
そう、茶道や書道のように
書を書く前に、
ゆっくりと硯で墨を擦る
その時の香りが、心を整えてくれる
茶を淹れるとき
茶碗、茶器を洗い、湯が沸くのを待つ
その流れの中で
空間にいる人々の心が整う
鰹節を削っている時もそれらと
とてもよく似た心境になります
そして、沸騰した湯の中に削り節を
放ち、出汁を取ります
その出汁で味噌汁を作る
今朝は白菜と卵の味噌汁です
白菜は寒さが増すごとに甘みと旨みが
増していきます
下記の白いところに胡麻粒のような
斑点が出てきますが、
それがおいしさのサインです
最近は消費者がそれをゴミと勘違いする
らしいです
そして、出汁を採った後の削り節を
粗く刻んで、今度は甜菜糖と醤油で
甘辛煮します
京都の黒七味と
胡麻は擦りと粒のままを加えます
熱々ご飯に
おにぎりにもいいです
実はこれを食べたくて、
削り節で出汁を採っているようなものです
大根、人参、カリフラワーの
ピクルスを添えました
出会いに感謝
ありがとうございます