アートインプレッション

株式会社アートインプレッションは、美術展の企画を主な業務としている会社です。

スウェーデンの素敵なインテリア

2018-05-14 10:21:13 | リサ・ラーソン
スウェーデンの素敵なインテリア


札幌芸術の森美術館では、リサ・ラーソン展を開催中であります
展覧会場入口付近のインスタレーションやヨハンナさんのニットコーナーなど、
リサ・ラーソンの故郷であるスウェーデンへ旅をしているような感覚に包まれる内容の展覧会です


こちらは、札幌会場限定のインスタレーションです。

リサ・ラーソン展 札幌会場 展覧会場入り口付近 インスタレーション(撮影:弊社スタッフ野本)

窓から見える樹木は、実際にリサさんのご自宅から見える写真なんだそう。
まるで、スウェーデンのお家のインテリア想起させてくれる様なインスタレーションですよね

インテリアといえば今回の展覧会の図録に、リサさんご自宅の一隅が掲載されています。

グンナルさんの作品のあるラーソン家のリビング
(展覧会図録『北欧を愛するすべての人へ リサ・ラーソン展』より、110ページ、2017年
@Lisa Larson / Alvaro Campo


グンナルさんの作品とソファやテーブルの色合いが、マッチしています
幾何学模様のクッションや所々にちりばめられたカラフルな小物が、より作品を引き立たせていますよね


ラーソン家のアトリエとテラス
(展覧会図録『北欧を愛するすべての人へ リサ・ラーソン展』より、110ページ、2017年)
@Lisa Larson / Alvaro Campo

テラスにあるテーブルのブルーと、植物のグリーンのコントラストが美しいですね
そして、窓際のカップは鮮やかな色合いと独特な模様が素敵ですね。


スウェーデンの映画に登場する、インテリアもとってもポップでステキなんです
おススメしたいのは、『シンプル・シモン(原題:I rymden finns inga känslor)』という2010年にスウェーデンで公開された映画です。(日本では2014年に公開)

主人公シモンと兄のサム
(画像「シンブル・シモン」公式ホームページより:http://www.simon-movie.jp/gallery.html)


登場人物のキャラクター、ストーリー、サウンドトラック、全てが魅力的で映画に引き込まれてしまうのですが
その魅力は、ストーリーに限りません。
劇中に登場するインテリアが絶妙なカラーコーディネートで構成されています。
また、主人公シモンが食事をするシーンでは、登場する食器とテーブルウェアの配色がたまりません


ドラム缶の中に隠れる主人公シモン
(画像「シンプル・シモン」公式ホームページより:http://www.simon-movie.jp/gallery.html)

壁紙のデザインもステキですよね私たちの心を掴んでやまないスウェーデンのポップなデザインに溢れた映画です。



カラフルでポップでユニーク。観るものにどこか元気を与えるような精神はリサさんの作品にも現れていますよね。

《ネコのトリップとトラップ(トリップ・トラップ・トュルルシリーズ)》1972年
@Lisa Larson / Alvaro Campo



《椅子に座る男性》1970年頃
@Lisa Larson / Alvaro Campo


展覧会を観て頂く際には、作品の色使いや柄の重ね方に着目するのも面白いですよね
リサ・ラーソン展は主に陶器の展覧会ですが、様々な楽しみ方があります。
作品を目の前にして、作家の生い立ちや生まれ育った国に思いを馳せるのもひとつ。
自分の知らない国や文化について調べるきっかけにもなりますし、今回ご紹介したインテリアの様に、そのエッセンスを生活に取り込んでみるのも
陶芸をはじめてみたいという気持ちに駆られるかもしれませんね
たくさんの感動が生まれる展覧会です。みなさま、ぜひ足をお運び下さいませ。


札幌芸術の森美術館
〒005-0864
北海道札幌市南区芸術の森2丁目75番地
tel.011-591-0090

■会期 
2018年4月1日(日)〜2018年6月10日(日)

■時間
9:45〜17:00(6月は17:30まで開館、入館は開館の30分前まで)

■入場料
一般:1,000円/高校・大学生700円/小・中学生400円

■アクセス
・地下鉄・バスをご利用の場合
地下鉄南北線「真駒内」駅のバス2番のりばから
中央バス乗車、「芸術の森入口」下車
・お車をご利用の場合
札幌市中心部から国道453号線

リサ・ラーソン展は下記会場を巡回します。
小倉井筒屋:2018年7月25日(水)〜8月15日(水)
新潟市新津美術館:2018年9月1日(土)〜11月11日(日)
尾道市立美術館:2019年3月16日(土)〜5月6日(日)(予定)


展覧会の詳細はこちらをチェック→