リサ・ラーソン展 ヨハンナ・ラーソン ニットギャラリー
みなさま、こんにちは
札幌芸術の森美術館では、4月1日からリサ・ラーソン展が開催しております
展示会場入口付近看板(撮影:弊社スタッフ野本)
初日、2日目には開館前に行列ができるほど、ご好評をいただいております
札幌会場は、展覧会場入口部分の棚のインスタレーションや、ご家族で楽しめるコーナーがあるなど、遊び心満点の展示内容です
(その様子は、前回のブログをチェック「リサ・ラーソン展 札幌会場開幕」 「リサ・ラーソン展 札幌会場の楽しみ方」)
展覧会場に並ぶのは、リサ・ラーソンがこれまでに制作した作品だけではありません。
リサ・ラーソンの娘であるヨハンナさんが手掛けたニット作品も登場します
ヨハンナさんは、現在グラフィックデザイナーとして活躍されていますが、
幼い頃に母であるリサさんから編み物をならい、家族や自分のためにニットやセーター、小物などを編み続けてきました。
グラフィックデザイナーである、ヨハンナさんならではのデザインやインスピレーションで編まれた28作品。
今回は、その作品を少しだけご紹介いたします
《セーター》1982年、モヘア(撮影:弊社スタッフ野本)
こちらは、オランダ出身の画家、ピエト・モンドリアンからインスピレーションを受けた作品です。
1965年にイヴ・サンローランが発表したドレス「モンドリアン」のようで、どこかモードな印象を受けます
しかし、ふんわりとしたモヘアの柔らかな生地は、ヨハンナさんの人柄を表すようで、優しい作品ですね
画像左上から:《ベスト》1973年、ウールアクリル混紡、
《ベスト》1976年、ウール、《ベスト》1977年、ウール、《ベスト》1974年、ウール
画像下:《ミトン》10点 (撮影:弊社スタッフ野本)
壁には、リサ・ラーソンの招き猫ミンミから着想を得てデザインしたミトンが並びます
色とりどりのミトンがとってもキュートですよね
小さくて可愛らしいこのアイテムは・・・
写真左から:《ベビーパンツ》2点、1998年、コットン、《ソックス》2008年、ウールアクリル混紡
《ソックス》1977年、ウールアクリル混紡、《ソックス》1982年、ウール(撮影:弊社スタッフ野本)
赤ちゃん用のニットパンツです。ヨハンナさんの最初のお子様のために編んだものだそうです。
コットンで編まれており通気性がよく、おむつカバーの役割を果たす実用的なパンツです。
そして、スウェーデンの寒い冬には欠かせない厚手の靴下。どんな冬でも乗り越えられそうですよね
ヨハンナさんの家族への深い愛情が感じられますね
リサさんから、ヨハンナさんへと受け継がれた編み物の技。
家族の絆の暖かさが感じられる素敵な空間ですよね
また、独特のニットデザインは、新しいひらめきを産み出してくれそうです。
デザインや服飾を学ばれている学生も必見の展示です
展覧会に訪れた際には、ヨハンナさんのニットコーナーもじっくりとご覧下さい。
札幌芸術の森美術館
〒005-0864
北海道札幌市南区芸術の森2丁目75番地
tel.011-591-0090
■会期
2018年4月1日(日)〜2018年6月10日(日)
■時間
9:45〜17:00(6月は17:30まで開館、入館は開館の30分前まで)
■入場料
一般:1,000円/高校・大学生700円/小・中学生400円
■アクセス
・地下鉄・バスをご利用の場合
地下鉄南北線「真駒内」駅のバス2番のりばから
中央バス乗車、「芸術の森入口」下車
・お車をご利用の場合
札幌市中心部から国道453号線
リサ・ラーソン展は下記会場を巡回します。
小倉井筒屋:2018年7月25日(水)〜8月15日(水)
新潟市新津美術館:2018年9月1日(土)〜11月11日(日)
尾道市立美術館:2019年3月16日(土)〜5月6日(日)(予定)
展覧会の詳細はこちらをチェック→