☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

されどワンコイン!・・・アートな日々

2015-04-29 13:45:45 | アートライフ…展覧会

 
寒い春から「夏日」に「雨の春」は急展開
神戸の美術館の展覧会は連日「晴れ」
新緑と心地よい日差しと柔らかな風に包まれた

アートとクラフトの個展形式の5人の作家によるグループ展
それぞれが個性的というかここにしかないオリジナルを追求している
昨年より書家の方が加わっってまた幅が広がった

ここ10年来グループ展はお断りしてきた家人がなぜか
「やりましょう」と加わって3年目
初めての年はアクリル画、昨年は墨絵、今年は本来の油絵
毎年、オリジナルの古材額のみ共通しているが全く別の作品世界

昨年より主催者等懸案であった有料化に踏み切った
この会は展覧会期間中、作家が毎日在廊していること
必要に応じてギャラリートークができることを最低条件としている
その道で生きてないとなかなか難しい条件だ

コンサート等プロが芸術を提供する場で入場料を取るのは当然だ
ところが展覧会の場合、もちろん無料でお茶やお菓子の接待付きが当たり前
そこに一石を投じたいと言う思いから踏み切ったのだ

(会場費が有料と言うことで倍に跳ね上がったりするので
 収益的には難しいのは覚悟の上)
バックがついていたりマスコミ等でかなり名が売れてないと

個人的には有料化している人はほぼ無い

昨年はポスター等で明示して受付を置いていて

無視して入ってくる方が多かった
そうした多くの方は「有料ですが・・・」と言うと帰っていった
 
しかしそれぞれのご縁でこられた方々も一般の入場者も

無料の時とは全く違う反応でかなり驚いた

入場者がそれぞれの作家の作品群と真剣に向き合い

じっくりと楽しんで行かれるのがこちらにも十分伝わってくるのだ   
されどワンコイン!ということか・・・ 
 
時には作家に質問をし材料や創作過程の話を聞き
なかには感動して涙ぐんでる人も・・・
 
一人ひとりの作家の作品群がギャラリー等での個展会場以上の

広い贅沢なスペースに並ぶ
ゆっくり時間をかけて一通り回り
話を聞いたり休んだりしてまたもう1回会場を回ってみる
思う存分時間をかけて会場全体のエネルギーに浸ってもらえる
「広さ」が限られるギャラリー等ではなかなかこうはいかない

「来て良かった!」「思い切って入ってよかったです!」と

入場者の多くに言ってもらえて嬉しかった
入場者はこれまでの3分の1以下になったが
こちらも思っていた以上の新しい感覚と満足感があった
 
そして2年目
少し気が引けていた入場料は「当たり前」に
引き返す人も少なくなり認知度が1年でかなりあがった感があった

入場者数も少しアップして
明るく心地よい日差しのなか 
来た人たちは昨年と同じく満足感を持って帰って頂けた
新しい試みは新しい発見と新しい感覚をもたらせてくれる


               

 
  
 
  
  

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