☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

疎水のせせらぎ一瞬やみぬ・・・長月のうた<2014>

2014-09-27 00:32:19 | 風歌

 


明るい太陽の日差しが嬉しいと
素直に思う9月の日々
 
ちょっと寒いと感じた日があったほど
今年の京都の秋は早い

先日今年最後の月下美人が咲いた
調香士の友人と開きゆく花の美しさと

その芳醇なそれでいて爽やかな香りを味わった
天然香料のみでその香りの香水創りに挑戦すると言う

扉を開けると金木犀の香りがした
オキナワスズメウリの実がようやくでき
植木鉢の綿の実も開いた
ホトトギスも今年はたくさん蕾がふくらんでいる
着々と時は進む


 
秋の入り口の長月のうた(短歌)

    
 踏みしめる土の音さえ柔らかい萩の花咲く哲学の道

    
本道から脇へ入ると哲学の道が続いていた
南禅寺近くはよく通るけれどその辺りはめったに来ない
疎水に沿って細い地道が続く

萩咲き初めし秋の始まり…


 彼岸花黒き揚羽の舞い降りて疎水のせせらぎ一瞬やみぬ


疎水沿いには彼岸花がたくさん咲いていた
赤だけでなく数は少ないが白い彼岸花も…
今年初めての彼岸花
赤い彼岸花に晴れた空から大きな珍しい
黒い揚羽蝶が舞うように降りてきた
一瞬時が止まる…


白紋の
黒き揚羽と彼岸花戯れ遊ぶ木漏れ日の中

蝶の名はモンキアゲハ
一番大きな揚羽蝶だという
赤い彼岸花の蜜を吸っているのだろうか
赤い彼岸花が揺れ
白い紋が目立つ黒い大きな紋黄揚羽が絡まるように…

別世界へ誘うような美しくちょっと妖しいコラボレーション…


 雲晴れて光の扉ひらくごと出でたる満月(つき)をただ眺めをり

中秋の名月、明けてスーパームーン
美しく見事な月を見ることができた…


                        
      
        
        

 

  


 
 

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