☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

映る緑の柔らかきかな・・・わが春のうた2022<2>

2022-06-25 00:00:14 | 風歌
                             
梅雨入りし六月も終盤
この春は時として寒い日々も多々あったけれど
さすがに今はじっとりした肌感の
京都の夏が始まった感じだ

家に籠っていた冬から
やっと外へ向かい出した春…

留めおきたき「春の情景」「春の心模様」
遅ればせながら爽やかな風を思い起こして
わが春の短歌を…

目をやれば舗装の隙間に立浪草真白き花の陽に輝きて
 
ずっと「どうしてタツナミソウと言うのか?」
と思っていたけれどやっとわかった!
よく観察すると花弁の重なりが白い波が
立っているように見えるのだ!見かけより
生命力の強い山野草!ちょっと感激!
                                               

青萌ゆる清滝川の目映さよ野鳥(とり)の囀り芳しき風

緑の総称が「青」、様々なミドリやアオが
あふれ出る麗しき国の春!
3000とも言われる色を表現する言葉や
ミドリやアオの漢字がいっぱいあるのも
この国の感性の深さゆえ…
素晴らしい日本人の本来の感性を
呼び覚ましたいものだ


打ち上げの三月遅れのバーベキュー友とワイワイただ有難う

当たり前と思っていた日常が激変した日々
こんな風に会えること、話せること、
ちょっぴりはしゃいで
笑い合えること、一緒にお食事できること…
ただそれだけで「有り難き」ことなんだね


ゆっくりとゲートの閉じる心地して友を想えば寝付かれぬ夜

友との永遠の別れの話ではないんだけれど…
目の前でゲートが閉じていくとはこういうことなんだと
実感した日…世界が分かれていく感覚…ちょっと辛い…


透き通り清く煌めく湧き水に映る緑の柔らかきかな

其処彼処から湧き出る透明な水
それが優しき若葉を映している
ただそれだけで愛おしい…
  

篝火の揺らめく炎富士の山友が頼りの初グランピング

目の前に気高き富士、暖かく辺りを照らす炎の輝き
張り詰る澄んだ冷気、煌めくアルクトゥルス…
友の助けあってこそのすべてに恵まれた
初めてのグランピングに感謝!


本来の自己へと光は降り注ぐ紫紺の空にウエサクの月

今宵は5月の満月、ウエサクの満月だ
天上界と地上をつなぐ橋が架かり「目覚め」を
呼び覚ます力がグーンと増すという
強く輝く月が紫紺の空に…


水色に明け往く空に紅富士の息飲む姿ただ有り難き
  
唯々「有難い」唯々「ありがとうございます」
今ここで今見る紅富士に
今発する言葉とてなくただただ今…


柔らかき夜明けの空に紅の富士立待月はただ涼やかに 

えも言えぬ光景です… 


アカゲラの飛び交う森のカフェテラス競う花ばな幸せ時間

滅多に目にすることのできない野鳥たちが飛び交い
たくさんの優しい花々、ハーブたちに囲まれて
柔らかい時が静かにゆっくりと流れる…

    
                             紅富士                                     タツナミソウ     
                                                                          

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アカゲラの飛び交う森の・・... | トップ | 月下美人夏便り… 2022<1> »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

風歌」カテゴリの最新記事