☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

アカゲラの飛び交う森の・・・信州・山中湖春旅2022<5>

2022-06-14 00:00:20 | 徒然・・・旅

カッコウの声が遠くから聞こえる朝
聞きなれた信州の朝の声だ
風が伝えるカッコウの声は心地よく優しく胸の奥に響く

朝食を済ませせっかく特別室にしたのだからと
露天風呂に「せめて足だけでも」と足湯を…(寒くてとても入る気には)
温泉効果なのか昨日の足の疲れはすっかり取れたようだ
(この足湯効果もなかなかだったと後で気づいた)

今日はお仕事がお休みのOさん夫妻に宿までお迎えに来てもらい
ランチ等することになっている

「ランチまで少し時間があるので、まるやち湖に行って見ますか?」
原村のまるやち湖は初めてだ
八ヶ岳連峰が見渡せ池には逆さ八ヶ岳が綺麗に映る
鴨たちが悠々と泳いでいる
気持ちよい風を感じながらベンチでのんびりおしゃべりタイム…
           
             

ランチは幾つかの候補の中から直感で
イタリアンレストラン「アナベル」に決めた

「アカゲラが今木の穴に入ったよ!」興奮気味でいう家人に
前の森の大きな白樺の木をよく見ると綺麗な円形の穴が
たくさん開いている
「アカゲラの巣かしら?!」

ランチコースをお庭のテラス席で頂くことにした
クッションやひざ掛け等「自由にお使い下さい」と置いてある
広々とした庭が横へ奥へと広がっている
向こうは森か…
木々や植えられている花々やハーブ類が生き生きとして
とってもお洒落で彩りも美しい
この辺りの庭自慢のカフェやレストランでも
こんなに手入れの行き届いた庭は珍しい
植物が丹精が込められて育てられているのが伝わってくる

奥の庭の木にアカゲラが来て留まっている
また来た!次はアオゲラ?
「ワーッ!」「すごーい!」
こんな身近で見事な美しい姿の
アカゲラやアオゲラを見るのは勿論初めてで
「野鳥大好き」の私はワクワクの興奮状態…

思わぬことに嬉しくなってお料理もそこそこにウロウロして
近寄っては野鳥たちに逃げられたり…
他の3人に笑われてしまった…
(いつもは野鳥たちとおしゃべりさえできるのに…
 逃げられないことを得意としているのに…何としたこと…)

食後にオーナーシェフが出てこられていろいろ野鳥談義を…
ここは余ったチーズも餌として吊るしているそうだ
特にガラ類はチーズ好きらしく頻繁にやって来るらしい

今は野鳥の子育てシーズンで親鳥が順番に飛んできては
頻繁に餌を運んで行ったり来たりしている
アカゲラ、アオゲラ、シジュウガラ、イカルのカップルも来た
さすがに雀やヒヨドリは近づいてもにげない
アカゲラはもちろん雀さえ大きく色も羽根も見事で
本当に野鳥図鑑に載せたいくらい美しかった
チーズの栄養分が効いているのかしら…
ステキなお庭で何とも幸せな時間を存分に味わうことができた

「おかあさん!ちょっと来て!」
O氏が庭の隅に「自由にお持ち帰りください!」と
ラミウム(ツルオドリコソウ)のポットがたくさん
置いてあるのを見つけたらしい
庭で育てたものを小分けして置いてくれているのだ
(Oさんが奥さんのことを「おかあさん」と呼ぶのは
全く似合わないけどちょっと可愛くてそこがいい)
「今日帰るから頂いても大丈夫ね!」と私もM さんと一緒に
違う種類を3鉢頂いた
このステキな場所で丹精込めて育てらた植物を
この日の、この旅の、思い出とともに「生命」として
京都に連れて帰れることがとても嬉しかった
(お店で買ったものではこの思いには至らないだろう…)
大満足の旅の最終日にまたまた素敵な出会いがあって
本当に幸せ!!…

  アカゲラの飛び交う森のカフェテラス競う花ばな幸せ時間
   
       

小淵沢の手作り一点ものデニムの「まるてんぼう」さん本店へ…
今日は秋にまるてんぼうの萌え木の村店で制作をお願いし
制作者の東京店のAKANE(長女)さんから春先に届いた
ピンクオレンジのコートを着ていた(この寒さではちょうどいい)
「着た感じも見たい」とも言われていたのでいい機会でもあった

社長はお留守で萌黄の村店でコートの相談をした
KAYANO(次女)さんとHINATA(次男)くんとお母さんが在店
「よく合ってとてもいい感じですね!」「姉に伝えておきますね!」

東京のデパートでの作品展が近いとのことで
いろいろな作品がたくさん揃っていた
全て1点もの、面白い作品もたくさんあって質問したり
試着させてもらったり…みんなでひとしきり楽しんだ

「まるてんぼう」は父、母、男3人女4人の兄弟姉妹が
ひとり一人がハイクラスの手作り1点ものデニムの作家として
活動している家族作家集団の工房兼お店と言うのだろうか?!

長女は子育てが一段落して本格復帰中、3女が結婚出産、
4女も結婚等々その形が必然的に変化中だ

今日はお母さんに子どもさんたちが小さい頃の話とか
ご自分の作家としての話とか(私一人主人の血が入ってないので…)
今の娘さんひとり一人の話とかその方たちへの思いとか
「子供たちは自分には絶対かなわない」と言いながら
「絶対子供達には負けられない」と痛い手指に鞭打ちながら
また新しい作品の制作を次々頑張り出したご主人のお話とか
「主人が居たら私はほとんど話せないんですけど」と言いながら
今回はいっぱい話を聞いた

海外進出の話とか出店するお店の難しさとかこれからの
ものづくりの在り方とか多方面に話は及びみんなで結構濃い話に…

そこへ社長を訪ねてお客さんが3人…
どこか見覚えがある人が…「えっ!」「魔女の人?!」
小さい声で言ったのだが聞こえてしまって
お連れの方たちが「魔女の人ですよ!」…
この辺りのFMで「魔女の番組」を持っている方で
3年前に占星術者のM・Aさんの講演に伺った
「えほん村」を主宰している方だった
まるてんぼうでは一番下の弟さんの作品のファンらしい
家人とも少し話を…
「今度来られたらうちにも寄ってくださいね!」
これも思わぬご縁…

旅の最終日もまた違った意味でとても豊かな楽しい日になった…
三井の森のO家で荷物をしっかり積み込んで
いろんな配慮と楽しかった1日に感謝いっぱいでOさん夫妻にお別れ

夕食をとってから高速に乗って一路京都へ
中身のぎっしり詰まった4泊5日の春旅
すべてにありがとう!!
感謝、感謝です!!               
                       

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