神戸の美術館での家人の初めての展覧会も終わり
終盤にかかったゴールデンウィークももうすぐ終る
今回の展覧会は1階の広ーい贅沢なスペースに4人の個展形式
思い切った作品展示ができるのが何より魅力…
今まで奈良や横浜、愛知等、美術館やそうした形式のところでも
何回か開いてきたけれど、1回だけということもあり
「作品を如何に見せるか」にどうしても意識が行って
「このスペースで全体として如何に表現していくか」
というところまではなかなか意識が向かわなかったし
今から思えばまだまだ余裕が無かったとも思える
神戸はしばらく続けるつもりなので感覚が広がるだろうし
それを楽しむこともできるだろう
家人の個人としての展覧会も全国各地で40回以上開いてきたが
どんな作品を展示するかはもちろん作家が決めるが
可能な場所では私が展示の主導を取ることにいつの間にかなっっている
家人は今回は今までにないといわれるアクリル画に絞って大作等を出品
他の三者も漆喰と銘木の木切れを使った「画」やオブジェ
名匠の作った和紙に漆を用いて描いた作品等
この展覧会でしか見られないオリジナリティ溢れる
それぞれに見ごたえある展覧会になったと思う
今回も多くの人に来て頂いた
1週間、美術館を訪れる人たち(一般客)をとっくり観察してみると
人にもよるが特に美術館巡り大好きと思われる人の多くが
個々の作品を観る時間より作品説明やその思い
作家プロフィール等を見る時間の方が長い
どの人もとっても熱心に掲げられた文章を読む…
掲げる文章等を工夫したその甲斐はあったけれど…
「美術鑑賞」は感性ではなく思考(頭)でしているのだ
右脳ではなく左脳でするのだ…日本の場合…とつくづく感じた
感じるより分かりたい、理解することが大事…と言う感覚
まず作品を見て深く感じることがあったり興味がわけば
作品の解説等や作家のことを知るためにプロフィールを
読めば良いと普通に思うのだが…
その辺りを何とか打破しないと日本の美術シーンもなあ…
と感じたりもした
いろいろな美術館の特に有名な作品展の場合は文章の前に
長蛇の列ができるのでうんざりするが…
(我々の場合はどこへ行っても早い早い、ほとんど流して見るべきものを
ほんの少し長く、解説等は興味がわいたほんの少しだけ…)
もう5月だというのに今年は何だか肌寒く春爛漫とはなかなか行かない
展覧会に兵庫県の三木市から来た人が
「4月の終わりだというのに今日は朝から雪が降っていた」と言っていた
4月の初めから半そでがほしくなりそのまま初夏に突入する年も
あるからまあ色々あるのだ
家人はアクリル画とは打って変わって以前から頼まれていた油絵の
青い馬の絵をもう描き始めている
なんか良い感じで進んでいる
11月に京都での企画展も決まった
10年ぶりで「墨」で行こうかという話…これもオリジナルの
「墨絵」だがまたまたどんな世界が広がっていくのだろう
楽しみたのしみ…
つつじは満開ホウチャクソウは花開きアッツザクラも見事
ジャスミンはあと少しで芳しい香りを放つ
植物はこの寒さの中でも今年はひとあし早く歩みをすすめている
きっと光は溢れているのだ
これから柔らかな若葉の季節が始まる
光の季節を満喫したいものだ
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