いつまでも曇天が続く、もうお天気のことは話題にしたくない気になる。宮沢賢治なら何と言うだろうか?。
気のせいか東京はもう一つ元気がなかった。僅かにラーメン屋の前に行列が出来ていたが、銀座でラーメン屋?と奇妙な気がしたのは私の偏見というか時代感覚のずれだろうか。女房は都会好きなのだが、今回はもう一つ買い物にも力が入らなかったようで、地方で手に入りにくい石鹸を買っただけのようだった。丸善でもお目当ての本が見当たらなかったようで、アマゾンで探すわと、本は手に取ってみなくちゃの原則が崩れたようだ。
ホテルでも一見日本人風でちょっと違うなと思っていると中国語らしき言葉が出てくる人達が多かった。多分我々夫婦が中国に旅行すればどことなく緊張してすぐ旅行者と見破られると思うが、中国の旅行者は日本でも我が物顔で物おじしておらず態度からは関西の人かなと思う程度で、西も西、海を越えた向こう側まではわからなかった。
いつも丸の内のビル街を歩くと整然とした大都会を感じ日本は凄い国だと思うのだが、今回は曇天のせいかビル群が小さく見え逆に大丈夫かなと微かな不安を覚えた。色々な世界情報が心証に影響を与えたのだろうと思うが、さっさと自宅に帰りたい気持ちになった。我が家が一番というか我町が一番と感じた、どういうことだろう。