駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

情報の有効活用は必須アミノ酸

2008年01月23日 | 医療
 医学の分野でも科学の進歩に伴う診断技術と治療の改良は広く深く進んでいる。どこでも誰もが、ある水準以上の医療を享受できるようにするにはいろいろな専門家が有機的に知識と経験を注ぐことのできるティーム診療が欠かせなくなっている。それを可能にするには医療情報の電子媒体による通信が欠かせない。また医療情報の共有は無駄な検査や待ち時間を省き、経済的な効果も大きいと思われる。
 ところが、日本ではまだまだ高速のインターネット通信がすべての医療機関に行き渡っていないし、活用できない医師も多い。また通信の秘匿性の確保、個人のID付与の問題などが十分にはクリアできていない。
 少し飛躍するが、石油輸送援助、石油税、年金サボタージュや防衛省腐敗などの問題も情報を有効に活用して持続的建設的に議論できれば、より合理的な方策が見つかり資源小国の日本が生きる道も開けると思う。またそれによって、サボタージュや腐敗はかなり防げたであろう。一体、優秀と言われた人たちは何をしているのだろうか。社会に貢献しなければ、優秀などということは何の意味もない。品格品格と品格を損なう追従があふれる。品格というのは力に恵まれたなら、それを己でなく社会に用いることではないだろうか。町医者が嘆いても蟷螂の斧かもしれないが、批判は自らの反省につながり、少なくも、自分の仕事では自己ベストを目指す励みになっている。
 
 
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