駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

よかった、本当によかった

2016年06月04日 | 世の中

          

 こんなに嬉しかったこと久し振りだ。行方不明だった7歳の男の子が無事保護された。もう駄目だろうと思っていたので、無事発見のニュースにやったと思った。本人はもちろん親のためにもよかった。神様は居た。

 二三日前親しい医師数人と飲んだ時にも、この話題になった。もう死んでる父親が殺したと近所のお母さん方は噂していると言う耳鼻科医に対し、いやそんな顔には見えないと小児科のK氏が答えていた。私はしつけで置き去りとしか知らず、親の顔は見ていなかったので、そういう顔ではないですかと聞くと伊豆の親はやっているが、この親はそういう感じがしないと言われた。まあ、顔で断言するのもと思ったが、小児科医だからわかるのかなあとも思った。

 しかしやりすぎたという声は多かった。確かに子供の頃、物置に懲らしめで何回も閉じ込められたことはあるが、置き去りの経験はない。どういうものかなんで叱られたかは覚えていない。一応泣いたような気はするが、あんまり反省の助けにならなかったようにも思う。唯、叱られたことは効果があった。懲らしめられて親をどうこうという記憶は一切ない。 

 これが男の子の心の傷にならず、親子関係に皹が入らないように祈るが、それは杞憂だろう。

 良かった嬉しいで、このニュースはこれで一件落着としたい。家族の元に戻ったし、北斗市には教師らしい教師が居る。彼らに任せたい。

コメント (2)
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