風がないのでさほど濡れなかったが、今朝は冷たい雨で駅までの歩きが憂鬱だった。徐々に僅か二十分余りの歩行が億劫になってきている。患者さんに運動を進める手前もあるし何よりも自分のために駅までの歩きは続けたいと自分を励ましている。
大体五年間隔くらいで僅かだが明らかな体力の衰えを自覚する。脳力の方も少しづつ落ちている。唯、脳力の方は若気の至りから還暦くらいまでの愚かしいあるいは至らぬ失敗から学んでいるので間違いは減ってきている。これは体力よりも脳力の方が補完が効くところで、高齢者は経験から学んでそれを生かすことができる。
自分の失策や間違いを認めて謙虚に反省し、次に生かす知恵は誰もが持てると思う。唯、要注意は欲と不安で、それが絡むと折角の知恵が鈍るから、怪しげな話には頭を冷やす時間を作り人に相談する習慣をつけたい。何でも駄目という傾向はあるが、私の場合はまず家内に相談するようにしている。