人間社会を動かすにはエネルギーが不可欠で、それをどう確保すればよいのかは極めて重大な政治課題なのだが、十分に検討されているようには見えない。勿論、数多くの議論がされ計画が練られているはずだがその内容は報道されず不透明だ。
原子力発電で時々起きる事故や福島原発処理作業でしばしば起きる失敗や事故の原因をご存じだろうか、それは危険な作業には専門的な知識を持った人が従事していないからだ。勿論、それだけではないがそれが大きな理由の一つなのだ。
これは原発近くで働く友人医師から聞いたので間違いない。危険な作業には下請けの下請けの下請けの特定特殊な人達が従事する。そういう人達は難しい作業手順を理解するのが得意ではない。二十年前に聞いた話なので改善はあるかもしれないが、作業手順を間違えたという報道を聞いてああやはりと思った。
世の中には理想的に行かないことが山ほどある。それをどう扱かいどう理解するかは微妙で重大で避けて通れない課題だ。不都合だからと誤魔化し隠蔽するのは見過ごせない。さもないともっと大きな事故破綻が起きる。