森永卓郎さんと朝倉慶氏の二人が株投資について激論を交わしている動画を見た。朝倉慶という人はよく知らないのだが三年後に日経平均株価が10万円になる、株を買いなさいと熱心に勧めている人物だ。
この二人は意見が正反対でお互いにあなたは間違っていると言い合った。森永さんは朝倉氏をあなたは経済学を知らないと批判し、朝倉氏は森永さんを現実の流れを知らないと批判し、嚙み合わない討論会だった。
私は経済の専門家でもなく、株も大儲けも大損もしていない素人の零細株主に過ぎない。それでもお二人に不足している視点を感じた。森永さんは株は投機だ、株価上昇はバブルで良からぬことと言われるが、大多数の人は欲で動くのでそれは当然の帰結。欲は世の中を動かすエネルギーでそれは駄目とは言い切れないと思った。朝倉氏は経済の流れお金の価値の動きを読んで投資しないと現金は目減りをしてしまうと言われるが、そうした欲望の資本主義の流れを読んで、ただ追随するだけでよいのだろうか、それではいずれジリ貧になると思う。
しかしまあ、これが世の中の対立の縮図に違いない。