一億円で蓋をして元首相の不正を隠す。初めて聞いた認諾という法律用語に煙に巻かれそうになったが、意味が分かればそれで納得できるわけがない。マスコミは腰が引けているようだが、ネットで常識を広げてゆきたい。亡くなった赤木さんの奥様に請求通りの金額を支払い結審させて裁判での尋問を避けようという見え透いた策略が認諾なのだ。一億円という大金も自分の懐が痛むわけではなく元はと言えば税金から支出されるわけで、不正隠蔽のためなら高くないという狡い考えと思われる。
一見誠実そうで反省の言葉は出てくるが、言葉だけの岸田首相も要注意ということになる。暖簾に腕押しには柔らかい印象が残るが、実質的には誤魔化しやゴリ押しと変わらない。高々八十日でがっかりというのは早すぎるかもしれない。岸田首相の低姿勢には野党だけでなく元首相の影響を徐々に排除しようという深謀遠慮もあるのではと一縷の望みを持ちたい。
大切なことは不正を隠した方が支持率が下がるというメッセージを政治家に届けることだ。