立憲民主と国民民主の合流が破綻した。予期せぬことではなく驚いてはいないが、茶番という感じが拭えない。合流を目指す党首が、実は一番合流を渋っていたというわけだ。気を持たせておいて、肩透かしには愛想が尽きるのが相場だ。
消費税や憲法改正を巡る政策の不一致だそうだが、失礼ながら阿保かと言いたい。三人寄れば文殊の知恵と言う。三人三様で幅広い視野と補完力が生まれ、一丸となれば問題が解決困難が克服できるという教えだ。違いがあるのは当たり前、違いを生かすのが党首の仕事で力を合わせられなければ烏合の衆になってしまう。
玉木さんはまともなことを言われるが、政治家としてはまだまだ力不足だと思う。人間は縦の歴史から学ばないと言われるが横の現世からも学べないようだ。引き合いに出して大変申し訳ないが福島みずほさんと同じ轍を踏む恐れがある。中々自分の考えが正しいとは思えないものだが、何十歩か譲って自分が正しいと思ったとしても、自分だけが正しいとなると無理難題で、独裁者になるか孤立するしかない。
中々厳しく辛いことではあるが、統率する者は精一杯やればそれで由しとはならない。引き合いに出してしまうが、自民党の中から首相は命を削って一生懸命やっているのに悪く言われて可哀そうという声が聞こえる。精一杯務めておられるのは百も承知だが、統率者はそれで由しとはならない、国会で正面を向いて国民に説明し説得できないのでは不甲斐ないと格差拡大是正弱者救済でより良い結果が出なければ不十分と判定せざるを得ないと申し上げる。