駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

異様な総裁選び

2021年09月25日 | 政治経済
          

 自民党総裁選挙に随分時間が掛けられている。テレビはオリンピック並みに総裁戦で持ちっきりで、色々候補の性格や政策の違いが面白く報道されているが国会を放置し首相動向そっちのけでこんなに時間を掛ける必要はないと思う。新型コロナ対策、格差拡大、経済落ち込みなどの問題点から国民の目が逸らされてしまう。
 この八年間の嘘で誤魔化して説明するか木で鼻をくくり説明しないかという政治からの距離で首相候補を判定すれば簡単、大変失礼だがまだましは誰だろうか、国民の一人として見ている。泡沫候補と言われた高市候補が安倍前首相の必死の応援で急浮上している。異様だ。
 方法は結果を毀損する危険性を孕んでいるということを肝に銘じたい。
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中央アジアを訪れてみたい

2021年09月24日 | 世界
            

 UーTubeの動画を見ていると行ってみたくなる国が多い。政治体制には色々問題点がありそうに伝えられているが、西域からスタンの付く中央アジア国々の街並みや料理には惹かれるものがある。香辛料をきかしたダイナミックな調理を見ていると一口食べてみたくなる。西域はもちろんだがスタンの付く国々には日本人に似た風貌の人達も結構居る。金髪碧眼の人々よりも違和感なく溶け込めそうだ。
 日本は米食が主体だから小麦粉を使った料理は少ない。中央アジアには小麦粉に肉や野菜を包んだ食べ物が数多くある。旨い物を食いたいというのは万国共通のようで様々な工夫を凝らしている。映像で見ているだけでは味は分からず本当に日本人の口に合うかどうかは分からないが、できたてほやほやは旨そうに見える。あんまり口に合わなくても、その料理が出来た風土の中で食べると美味しく感じられると言われる、食べられないことはないと思う。
 残念ながら、この年齢で訪れても一人前は食べられないだろう。家内と二人で一人前で腹一杯になりそうだ。
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迷う人達

2021年09月23日 | 世の中
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 世の中には決められず迷う人達が意外に多い。確かに高額商品購入の時などは簡単に決められず、価格仕様評判などを並べてしばし考え込むことになるが、昼飯を何にするか位は即決できそうに思う。
 物事の決め方は好き嫌いと優劣が二大基準だろう。好き嫌いは感覚だが優劣は性能将来性安定性・・色々な要素があり、評判友人親族の意見文献情報などを参考にしないとわからない。そして肝腎要なのが本人の決断力だ。
 インフルエンザワクチンの予約を取る時期になった。皆さん新型コロナワクチンは積極的に接種されるが、インフルエンザとなるとそうでもない。確かに去年は例年の五百分の一という極端な少なさで、新型コロナ対策の生活指導がインフルエンザ予防に物凄く効果があったようで今年はいいやという気持ちは分かるが、事前に知らせてあるのに迷いに迷われる患者さん(殆どが女性)が居られるので診察が渋滞してしまう。
 自由意思尊重は大切だが時間が掛かりすぎて困ることもある。そのため聞かれればどちらでもとは言わず打った方が良いと思いますと答えているのだが。
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あれこれと思いもよらない

2021年09月22日 | 人生
             

 半世紀臨床医として生きてきた。六十半ばまでは無我夢中で働き、六十過ぎに油彩画とブログを始めたくらいで、何か他の仕事というか自分の可能性に挑戦することはなかった。殆どの人は私と同じように作品として残るような仕事はしない人生を歩まれただろう。
 臨床医はよくある数十種類の病気の管理と数十種類の個性ある病人の対応に追われて年を取る、時には希な病気や変わった人物に遭遇することもあるが、患者を診るという内容にさほど違いがあるわけではなく、記憶に鮮明に残っている位のものである。
 別に今までに不満があるわけではないが、何か作品に残る仕事人生はどうだったんだろうと思うこともある。研究者としての才能はあるように言われたことはあるが、粘り強さと厳しさが足りないとその道は選ばなかった。
 臨床医は街角中華で毎日チャーハン酢豚レバニラを作る人生と大きな差はないような気がする。サラリーマンのデスクワークというのは馴染みがなく、どういった生活なのか上手く想像できないが、人間関係が複雑そうで向いていない気がした。
 年を取って振り返ると選択が人生を左右するのが分かる。慎重に選べば間違いないとは言えず、ちょっとした気軽な選択が実り多い人生に結びついていたりするからこうすると良いとは言えないが、岐路に立った時は下手な考えでもよく考えて後悔のなさそうな方を選んだ方がよいと申し上げたい。 
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コロナと心のケア

2021年09月21日 | 身辺記
          

 めっきり秋らしくなった。昨日はせっかくの快晴だったが、外出もせず家でゴロゴロしていた。年を取ったせいかゴロゴロで時間がやり過ごせてしまう。
 日曜日はNHKの囲碁将棋があったので、まだましな一日だったのだが昨日は勉強も十五分くらいしか続かない。本も三十分くらいしか読めない。身体の調子が悪いのだろうか頭の調子が悪いのだろうか、どうも締まりのない一日だった。
 幸いまだ半日働いているので、この所在のない生活に埋没しないで済んでいるが、これではいかんなあと思った連休だった。
 心身の活動力が低下したこともあるが、何と言っても夢と希望がないのが良くない。東京や京都に小旅行に行くにも行けない。仕事もこれから論文を書いたり資格を取ったりするわけではなく、勉強する意欲が湧かない。人に会えば大分違うと思うのだが、三密回避で会合がない。
 何だか年齢のせいかコロナのせいか、新型コロナの心のケアを自分にしなければと思う毎日だ。ブログは習慣で書き続けているが、面倒と思う日も自分のために続けなければと思う。
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