東通村の標高の低い山は難しい。
小さな尾根や沢が入り組んでいるからだが、今回もやってしまった。
前日の0200(当日か)までの飲み会で午前中グダグダし、簡単な昼食後、急遽この山を決定、家を出る。
林道は簡単に見つかり、村道の脇に車を停める。
気温が上がってきて、ツボ足では無理だ。
ゴム長にスノーシューを履いて出発。
尾根の分岐も簡単に見つかり、コンパスで方向を見定める。
2つある尾根のどちらも方向が違う。
ここで、じっくりと地図を見直せばいいのだが、よりコンパスの方向に近い方を選んで突入。
100mも進むと「こりゃ違うぞ」っと分かる。
降り過ぎなのだ。
しかし、このまま戻るのも残念だし、時間はたっぷりあるしで、向に見える尾根に乗って戻ることにする。
急斜面を降り、それ以上の急斜面を登って尾根上に立つ。
ここでじっくりと地図を広げ、コンパスを駆使して現在位置を確認する。
GPSを持っているので、現在位置はすぐに分かるのだが、意地でも見ない。
GPSはログの保存用と決めている。
尾根の方向をコンパスで測り、地形図上で探す。
歩いた時間等を加味しながら、位置を特定する。
25,000の地形図ではよくよく見ないと分からないような小さな尾根に乗っている。
取り敢えずは林道に戻り、尾根分岐に戻る。
もう一方の尾根に入る前に、今度は地図をしっかりと読む。
ルートを地図上に赤線で記入しているのだが、地形通りクネクネ書かずに省略して書いたのが敗因のようだ。
100m進んだところで方向があってきた。
林道から作業道が山頂のすぐ近くまで通っている。
このまま来た道を帰るのもアレなので、南尾根から沢に降り村道を目指す。
村道には軽トラックが止まっていて、丁度地元の人が山から返ってきたところだ。
ツボ足で山に入ったが無理なので帰ってきたとのことだ。
私が持っていたスノーシューを見て、重くないか、重そうだ、重いに違いない、重いと勝手に決めつけられてしまった。