石倉集落から北西へ約1.1km、石山から北へ約1.3km地点にあるこんもりとしたピーク。
地形図では近くまで林道が通っているが、あてにならないので林道起点から歩く計画で出発した。
ピークを踏んだら西に伸びる尾根沿いにぐるりと回り、石山との鞍部まで降りて、点線道路沿いに帰る計画だ。
(田野沢山)
朝、体調が今ひとつで、家でグズグズ。
8時過ぎの出発となった。
林道に入るとすぐに立入禁止の看板。
民有林だ。
ここは素直に悪いと思いながら、車を停まれるスペースまで入れて出発。
悪いと思っているのだから、自ずとハイペースとなる。
林道は傷つくのを覚悟なら奥まで入れそうだ。
わかりやすい地形で、乗るべき尾根もはっきりとわかった。
ここからはヤブだが、全く大したことはない。
手入れが行き届いていて、国有林とは大違いだ。
ピークからは地図とコンパス頼みで周遊コースに向かう。
(ピークの三角点)
途中、わかりにくい箇所が2・3箇所合ったが、きっちりと地図を見れば迷うことはない。
林道に出て、このまま車に戻るべきか、予定通り石山鞍部へ向かうべきか迷った。
少しは悪いと思っているのだ。
しかし、鞍部へ向かう尾根を見たら、ちっちゃな罪悪感も吹っ飛んだ。
きれいな尾根だ。
ここは、ないが何でも歩かなければならない。
冬の山スキーには丁度良い勾配だ。
少し樹間が狭いが、練習には持って来いだろう。
(鞍部へ向かう尾根)
美しい尾根を下りきり、勾配が緩くなると、地形がわかりにくくなる。
作業道があったので、そのまま歩く。
あてにならないと思っていた、点線道路に出合った。
あとは道路なりに歩き、沢を渡るタイミングを図る。
右側(南側)からの尾根や沢で現在位置ははっきりとわかったので、最短部で渡ることにする。
コンパスを大きく振り直し沢に降り、渡って方向を確かめると、コンパスが指す方向にドンピシャで車が見えた。
予定の倍に早さで歩いてしまったので、昼前に終わってしまった。
気持よく歩かせて頂いた地主さんに感謝。
(歩いたルート)