仕事で疲れ切っていたので、会の月例山行をすっぽかし、むつの仲間と「松見の滝」へ出かけた。
女性3人、男性2人。
出発点の駐車場には、トイレがある。
出発準備をしていると、先にキノコ採りの男女二人が出発して行く。
少し遅れて、我々も出発。
十分に車も可能な道。
沢水はきれいだが、寒々としている。
黄瀬川右岸を約1時間、地形図のH338分岐まで歩き左岸にわたる。
大きく迂回して広い尾根上に出ると、平坦なブナ林のみちとなる。
車のタイヤ跡は古いが、自転車は新しい。
その他に、靴の跡もある。
一見80歳くらいの老人がかなり疲れた様子で立ち止まっている。
話を聞くと川崎から滝見物に来たという。
迷いようのない道に、紅白の標示テープを付けながら歩いている。
こんな平たんな道でへばって大丈夫かと、少し心配になる。
私有地を示すゲートがあり、それを越えて30分くらいで再びゲートとなる。
ここが松見の滝へ下る分岐だ。
案の定、クロスバイクが留められていた。
黄瀬川に架かる黄瀬橋を渡り、左岸へ。
私有地(社有地)の看板とゲート。
分岐には看板があった。
今までの広い道から、左に折れて人ひとり幅の山道となる。
急な沢沿いの斜面を切るようにつけられた道は、所々崩れそうで、慎重に下りた。
途中で自転車の若者と合う。
大宮から来たという。
これから赤沼に向かうようだ。
沢底が近いな、っと感じた時、突然目の前に2段の滝が現れた。
1時間ほどゆったりとし、登り返す。
結局川崎おじさんは、諦めたな、あの疲れ具合じゃしょうがないな、と思ったが、紅白のテープを発見。
少し不安になり、その辺を捜索。
尾根の先端に滝が見える場所があり、そこにもテープがあった。
川底までは来れなかったが、滝を見ることはできたようだ。
急斜面の途中で、へたり込んでいるおじさんを発見。
声をかけると、意外と元気だ。
日本の滝100選の最後だという。
林道が崩壊していて、見れなかった滝もあったようだが、とにかくおめでとう。
時間さえかければ、帰りも大丈夫そうだ。
暗い道をヘッデンで歩くおじさんを想像しながら、帰路に着いた。
川原でゆっくりと昼食後、お決まりのポーズ