下北半島内に「大滝沢」は少なくとも3箇所ある。
今回は、大佐井川支流の大滝沢である。
前日の大雨は止んだが、東北北部は大雨注意報が出ている。
下北は明け方まで雨は残っていたが午前中は曇の予報。
唐滝沢~大滝沢周回を変更して、大滝沢1本に絞り込んだ。
期待通り、入渓点までは車で入ることができた。
とりあえず地形図にある、唐滝沢方面の滝を見に行く。
やはり増水している。
水も濁っている。
滝を見て、大滝沢出合まで引き返し、遡行を開始。
直ぐに砂防ダムが現れる。
手前右を林道まで上がり巻く。
すぐに沢に戻り、少し行くとF1(2~3m)。
これが大滝のはずがないので、更に行くと養魚場のような施設が右に見えてきた。
ここを過ぎるとF2(3~4m)。
右を登ったが岩はヌルヌルで危険。
かなり右により、木の根や枝を頼りに登った。
ヤブっぽくなってきたので林道に出ようか迷ったが、唐滝沢から登った場合の合流点まで行きたくて左を注意しながらあるき続けた。
合流点の沢は、予想に反して細く、藪沢だった。
懸垂下降で降りたほうが無難そうだが、藪の中、ロープを出すのは難儀だ。
目的は達成したので、林道に出ようと少し歩いたらF3(3m)が現れた。
この滝を大滝と名付け(不本意ながら)、中央を登って林道を使い帰った。
途中、養魚場だと思っていた施設が、鉱害処理施設だと判明。
なんだか、いや~な気分になった。
もしかすれば・・・。
長後川沿いにあると思っていた鉱害処理施設が、記憶違いでここだったのかもしれない。
いずれにしても、沢の水は迂闊に飲めない。
唐滝?地図に載るだけはある。
F1。簡単に登った。
養魚場だと思っていた。
F2.一見簡単そうだが、岩はヌルヌルだ。
F3.この滝を登って遡行を止めた。
丸太沢処理場。下流にも、もう1箇所あった。