下北半島の柄の部分を横断しようと思っていたのだが、急遽恐山に変更。
やまびこゲート前で車を停め準備していると、やまびこの主人が出てきて、寺(円通寺)の雪上車が通る可能性があるので、やまびこの駐車場に止めるように言われた。
準備を終えたら、50mくらい手前のバスストップに、と思っていたので大助かりだ。
歩き始めは大概ダラダラと進むものだが、今日は体が軽い。
ただ、雪面がガッジガジに凍っていて、下りは怖そうだ。
特に雪上車の轍が深く、30~50cmの溝になっている。
これにより、道路が三分割されていて、滑降可能な幅がスキーの長さ程度しかない。
轍に入ったらボブスレー状態、上も幅がない。
(上も下も地獄。地獄に向かっているのだから当たり前か。)
一目三望を過ぎて、一本杉で休憩。
晴れ間も見えて気分は最高。
冷水でリス(二ホンリス?)が横切る。
スノーモービルの走行跡に消されているが、かすかにスキーの跡がある。
スノーシューやツボ足の跡も、分かる。
山門について、シールを取る。
いよいよ湯坂の急な下りだ。
(冷水。バス停の看板が雪からひょっこり)
三分割された道路の山側を滑り出す。
スピードが出る前に横滑りやボーゲンでコントロール。
それでも加速は止まらない場合は、山側斜面に乗り上げて止まる。
これを繰返して、、ようやく宇曽利湖畔に着く。
(いよいよ湯坂に突入。見た目はグサグサだが、この状態で凍っている)
地熱があるのか、この辺りから雪はグサグサ状態に変わる。
太鼓橋上の積雪は0cm。
今日はここまで。
(太鼓橋と大尽山)
(奪衣婆-左-・懸衣翁と大尽山)
湯坂も難なく登り、パノラマライン分岐で昼食。
ツェルトを張るか迷ったが、日が差しているうえ、微風。
日当りの良い場所に座り、ゆっくりする。
いよいよ、ここからは恐怖の下り。
しかし、迷わずシールを剥がした。
湯坂に比べれば、大した勾配ではない。
一本杉を杉て、見通しの良い下り。
調子に乗って滑っていたら、帽子が飛んだ。
止まろうとしたが、100mほど滑ってようやく止まった。
冷や汗。
スキーを脱いで、ツボ足で登り返す。
スノーモービルの音が聞こえてきた。
ここは徐行だ。
やまびこまでの最後の坂は、雪が腐りだし、何とか快適に滑り降りた。