京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

玄窯窯焚き

2011-09-25 16:18:30 | 作陶館日記
いよいよ窯焚き本番。

 
窯が徐々に温まってきたところで、教室の皆さんに
赤松の割木をくべていっていただくのですが・・

窯前は、ほんのりと言うよりは、ジリジリと暑いです。
炎は、温度が上がってくるにつれ、キラキラと明るくなります。
まぶしいほど。

この窯の輝きを見るたび、
ただ, ただ 『 すごい・・! 』 と言う感想が出てきます。
人々が炎にひきつけられるのも、うなずけます。
(キャンプファイヤーのそれよりモット、熱いですが・・(笑))

 
写真は、お客様がくべて下さっているところです。
炎をまともに見ると、目がくらむ!

この前からくべるのを、3時間半ほど繰り返してから、
最後 『 木っ端 』 を一番前の入り口から大量投入して、
玄窯の、(穴窯, 登り窯、計4部屋)第1部屋が終了します。

 
 
この、木っ端を入れるときが一番、スピードを求められます。
小さい破片を、いかに落とさず、小さい穴に入れ、蓋が出来るか。
『 窯焚いた~ 』 と思う瞬間です。(笑)
窯がまぶしい! 
さわやかにかいた、汗もまぶしい!(笑)

で、ふと、自分の軍手を見ると 『 穴 』 が空いていたり・・
炎で燃えて指先に穴が・・!どうりで痛いと思ったわ~。
と言う経験も何度かしています。(笑)

これから、1時間ほどゆっくりと次の部屋を暖め、
また攻め焚きをし、次の部屋・・へと移っていきます。
今回は、午前3時ぐらいの終了予定かな?
長くかかると、5時ごろになります。
もちろん、ヘトヘト。

この、窯で使う割木を作ってくれているのが、工房の職人。
一回の窯に、あぶりで100束。 本番100束。

もくもくもく・・と作ってくれていました。


みなの力を集め、そして注ぎ、
窯焚き本番の日は過ぎていきます。

そりゃ、いい窯になるよう、祈りたくなりますよ~。(笑)
どうぞ、これを読まれた方は、一緒に
「ええ窯になってや~」とココロで祈ってください。
チョコッと、皆の 力 の底上げになると思います。

さぁ、次の部屋の温めに向かいますよ~。
ヨロヨロ~・・  (笑)

                                
コメント
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