京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

夏といえば!2

2012-09-02 10:11:35 | 作陶館日記
まだまだ日中は暑い日々が続いております、
寒暖差にお気をつけ下さいマセね。

さて。。朝日焼で夏といえば・第二弾!(笑)

『 土こし 』 です。

一年分の土を作っちゃおう!という作業の事です。
これ、昔は真冬に行っていたそうなので、
今でよかった~と、胸をなでおろしております(笑)

その昔は、土の水分を抜く為に
夜に凍らせ、日中に足で踏みしだき
水分を( というか、氷を・・)抜いていたそうなんですね~。
寒い。。冷たすぎる。。

今は、フィルタープレスという機械にポンプで土を送り、
その圧で水分を抜くという、ありがたい物が開発されております。

土こし、まずは土を山に掘りに行き(笑)
乾かし、他の調合物と混ぜ合わせるところから始まります。


よく混ぜた後、第2の層に貯める。
この時、フルイを通し余分な砂ッ気を取り除きます。


その後、余分な鉄分を取りながらまた別の層に貯める


そしてサブタンクに一旦集合
( サブタンクはたくさん入るので、上の作業を4回分やります )

この間、フルイ通し, 脱鉄を最低1回づつは行います。

そして、サブタンクの内容量が2回は貯まる
メインタンクへ。
( ここでも又、フルイ通し, 脱鉄は2回ずつ )

そして、フィルタープレス機に通され、
平たいおせんべいのような土が出来る。
それを、土練機 ( どれんき )に通し、
8キロに寸断し、ソーセージの親玉のような土を作る。。
 

いかがでしょうか?
読むのがイヤになりました?(笑)

土こしは、原土を溶かし, 水を抜く作用の繰り返し。
たくさん水を使うんですね~。
体は汗をプルプルかくのに、足は冷える・・。

夏の作業になってよかった~!!と、心底思います(笑)

皆様も、大変なのね。。と、
少しだけ思い、使ってくださいね
コメント
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