京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

ゼーゲルコーンとオルトンコーン

2025-02-28 15:12:34 | 登り窯(玄窯)
kpんにちは
こいんにちあ・・・

こんにちは。
今日は、窯の中の熱量を計る
「ゼーゲルコーン」と、新人の
「オルトンコーン」のご紹介をいたします。


コレね、どこかで書いている気がする。
直近で、ゼーゲルコーンとオルトンコーンを
ウィキ先生で調べた記憶がある・・
が、そのまま書き進めます(笑)

まず、いつもお世話になっている
「ゼーゲルコーン」パイセン。
コレは、国内2か所だけで製造されていたのですが、
近年は、京都のみで製造。そしてその京都も
「製造終了!」って。
確かに、最近では温度計だけで計って
わざわざ消耗品を使わなくなっている
所(窯元)が多いからね~。

それに代わるのが、
「オルトンコーン」君。
こいつがいるから、それに代わるようです。
でも、今まで使っていたのとは
溶けて倒れるのに、時間差というか、
温度差があって。。
使い勝手を掴めてないンデスよね~。

で、登り窯に入れることになりました。
(前ふり長い)


自立しているのが『オルトン』君


今までと同じように、土に埋めて
立てるバージョンのオルトンコーン君も有ります。

当日は、「ココに入れたっけ?」
「ここ、何番立てたっけ??」と、
少々混乱がありましたが(あたふた)、
ガス窯でも使いだしているので、
そのうち、問題なく使えることになるでしょう。
しかしな~、今までと倒れる温度が違うからなー。
使いにくいんだよなー。なぜ製造をやめるかなー。
作ってくれよー。陶器の産地なんだからさー。

というグチで終わります(笑)
また明日
Please stay healthy and stay safe.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素焼き

2025-02-27 15:47:38 | 作陶館日記
こんんいちおは。
こんにちは。


今日は、素焼きが詰められている最中に遭遇し
何だろな?と覗いたら、
彼らが手を振ってくれました。


「やぁ!お家だよ!」

おお~、きみ、白化粧が掛けられ、
これからさらに何かの装飾が施されるのだね。
たのしみすぎるよ~。


「おれもおるでー」

おおっ!キミは、「なんだこりゃ」と
声を出さずにはいられなくなる奴じゃぁないか!
で、ホントに何?(笑)

彼らが素焼きに入っているという事は、」
近々釉薬を掛けられて、本焼きされる。
ということ。焼き上がりが楽しみです。

写真、撮りそびれないようにしなくちゃ!
そんな、素焼きの一コマでした。
皆様も出来上がりのことを忘れつつ
待っていてくださいね。

それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水差し(みずさし)

2025-02-26 15:46:23 | 作陶館日記
こんにちは。
今日は、お客様が作られた
お茶の道具のご案内。

水差しです。

水差しとは、文字の通り・・
えっと・・・WEB君~!
『茶道で茶碗や茶筅をすすいだり、
釜に水を足したりするために水を貯めておく容器』

墨に火が付き、しゅんしゅんとお湯が沸く鉄の釜、
そこに柄杓を入れ、お湯を汲み、
抹茶粉が入れられている茶碗に注ぎ
シャカシャカーっと泡立ててお客様に出す、
一連の作動にお茶を点てる作業です。
静かな時間が流れますよね~。

んでさ、
そうすると、釜の中の液体が減るじゃん?
それに足すために、水差しという器に
水が入れてあるんですよね~。
はいココ、裏方仕事ですが、大事ですよー。
この水を入れる作業も、漆の塗り蓋を取り、
静々と格好をつけて入れる必要がありますからね~。

基本、この水は
とんでもなく清らかな水とされています。
たぶん、気持ち的に。(適当だなオイ)
何せ皆様の口に入る水ですから、
お茶会のある朝一番に、もてなす亭主が
名水を汲みに行くわけです。
桶持って。本来は。

水差しのご紹介でした。



そこそこの大きさがあるので、たっぷり入る。
他のお道具はどんな感じになるのかな~?
(茶碗、アチチの釜の蓋を置く蓋置(ふたおき)
茶碗をゆすいだ水を入れる建水(けんすい)、
抹茶を入れておく器、道具を置く棚、
花を生ける花生け、そのお花・・など
様々な道具でお茶を入れる空間を作り上げます)

茶室、というか、
皆さんがもてなされるであろうその場を作る要素を
おなじごつごつした雰囲気でそろえるのか、
アンバランスにするのか見て見たいです。

例えば、茶碗はどこまでも軽やかに、
お釜は水差しと同じくごつごつに、
茶入れは茶碗と同じく繊細な作りで。。と、
アンバランスにすると、
海の中の岩のような力強さと
泡になって消えていくはかなさなどが
表現できるかもしれませんからね~。

一点だけごつごつで、
後は儚げなもので揃えるのもアリ。
厳格なお茶席ではそこまで遊べないでしょうが、
気の置けない友人たちと小さなお茶会をして
楽しむにはいいかもしれません。

さぁ、次はどんな楽しい器に出会えるかな~。
また明日。
Please stay healthy and stay safe.


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

登り窯窯詰め(こぼれ話)

2025-02-25 15:17:19 | 気になるコト
のぼり窯のお話を一個。
冒頭の写真は、
丁度、
最後の棚を組んでいるところ。
狭いです。

どれぐらい狭いかというと。。



正座の幅。


左右に作品が入っているので
身動きも慎重に。

年々体が硬くなってくるので、
しかも今は冬で、服のせいだけではない
コロンコロンの体型になっていて、
色々辛かった~。(笑)


そうそう、
ゼーゲルコーンが製造中止になったから、
オルトンコーンに変更中で・・

オルトンコーンが、
ゼーゲルコーンと同じ動きをしないから
(同じ温度で溶けて倒れる訳ではないので、
慣れるまですごく混乱)
今回の窯焚き中、
「えーっとココは(オルトン)何番を置いたっけ?
(ゼーゲルが)7番が倒れて、オルトンも
(多分、たしか、きっと)5番も・・・
半分倒れています!」と報告する声が響いたのは、
ココだけの話。

ガス窯でもしばらく両方を置いて
動きを観察、使いこなすようにしたいと思います。
(一瞬だけの温度を表示する温度計だけでは
窯の中の熱量が十分かどうか、窯の中全体が
釉薬が溶ける熱さになっているのか
判断しづらいので、〇〇コーンを立てて
最終判断をします。
天井付近と棚板の底辺部分の温度って、
結構違うのです。大きな窯ならなおさら)

また明日~
Please stay healthy and stay safe.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

のぼり窯・窯詰めの話

2025-02-22 15:34:14 | 登り窯(玄窯)
こんにちは。
今日は、のぼり窯の話題です。
(書いていたのに、上げるのを忘れていた模様です
読んでくださいね。)


・・いつもは、やぁやぁ文句を言いながら
皆さんからの応援を待つ登り窯ですが、
今回は、比較的静かに迎えておりすます。
なぜか。。?
疲れすぎていて書く気力がねぇ!というのと、
他の仕事も同時進行で忙し過ぎて
写真を撮る暇がなかったからなのですね~。

写真が無いと、言葉だけで伝えるのは難しい。
え??あってもなくても変わらん?
・・・泣くぞ。(笑)

ま、無事詰まれば、今日の夕方に火が入ります。
その模様はまた後日。

今日は窯詰めの最中の様子をお伝えいたします。


無事全部詰まった場所。
この部屋は、この他に4棚組みます。


工房長と新人ちゃん


そして見てるだけパイセン。
(でたー)

この後の窯詰めの様子はまた後日。
(あるかな~?)
また明日。
Please stay healthy and stay safe.

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする