翼がある物ならバットウィングから手羽先まで。脚がある物ならロボットからチャンネーまで。ストライクゾーンは無限大。
趣味人(シュミット)のプラジェクトX
リサイクルランナー
日本のバンダイナムコグループがガンダムのプラモデル(ガンプラ)を作って残ったプラスチックを回収する。廃棄されるプラスチックを減らすことで、世界的なエコの取り組みに参加するという。
24日付の日本経済新聞によると、バンダイナムコグループは20日から全国各地のパルコ、マルイ、イオンモールなどで1か月間「ガンダムR作戦」を進める。
ガンダムR作戦に参加する消費者はガンプラを作って残った不要なプラスチックを回収箱に入れ、リサイクルプラスチックで作られたガンプラをもらう。ガンプラの消費からリサイクルまでの流れを体験するためのイベントだ。
バンダイナムコは今年からガンプラ組立後に残ったプラスチックフレームを回収している。おもちゃ業界初だ。このため、娯楽施設など190余りの店舗に回収箱を設置した。当面は1年間で10トン程度の回収を予想しており、今後は1年間で500トンの回収を目指している。
バンダイナムコの藤原孝史 最高ガンダム責任者(CGO)は「社会のリサイクル意識を高めたい」と強調した。
バンダイナムコのガンプラリサイクルは、世界的なエコへの取り組みに歩調を合わせたものだ。将来はさまざまな製品に再生プラスチック使用を義務付けたり、非再生プラスチックに税金を課す可能性も提起されている。環境にやさしい製品を優先的に購入する倫理的消費が増えれば、“プラスチックの塊”であるガンプラを生産するバンダイナムコの立場は狭くなる。
ガンプラは過去40年間で累積販売数が7億個を超えた。今年、バンダイナムコのガンダム関連の売上は1000億円に達する見通しだ。
日本経済新聞は「バンダイナムコの目標はプラスチックを大量消費するプラモデルの代表走者から持続可能なおもちゃメーカーへ変身」とし、「今後40年を見るには、ファンだけでなく幅広い層からの理解が事業継続に必要だ」と伝えた。