海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

辺野古ゲート前抗議行動/沖縄に犠牲と負担を強要しないと成り立たない日本の「公益」とは何なのか

2023-10-31 23:26:38 | 米軍・自衛隊・基地問題

 10月も最終日となった。31日(火)は午前9時過ぎに名護市辺野古のキャンプ・シュワブ工事用ゲート前に行き、この日1回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。

 辺野古弾薬庫新ゲート建設のため国道329号線が片側通行になっており、渋滞が予想以上にひどく参加が遅れてしまったが、その分工事車両も到着が遅れていた。

 30人以上の市民が集まり、できる限り粘って新基地建設反対を訴えた。

 昨日30日は軟弱地盤改良工事を承認しない沖縄県に対し、国が代執行を強行するための裁判が行われた。沖縄に犠牲と負担を強要しなければ成り立たない日本の「公益」とは何なのか。

 日本人(ヤマトゥンチュー)たちはそんな「公益」を享受したいのか。そのことに疑問を抱かないのか。無関心で済まされるのか。なんと醜い「公益」であることか。ほんとに反吐が出る。

 30数台の工事車両が入ったが、空トラックや土留め用資材、生コン圧送車、セメント、再生砕石などが搬入された。

 キャンプ・シュワブ内では体育館や食堂の造成工事が行われているようなので、空トラックや土留め用資材などはそこで使用するのかもしれない。

 ほかに埋め立て工区の追加工事や美謝川切り替え工事の資材も搬入されている。

 美謝川切替工事や辺野古弾薬庫新ゲート建設工事の様子を見たあと、午前11時11分頃に豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。

 K8護岸では土砂の陸揚げが行われていたが、動いているダンプカーは少なく、②工区の中央部付近1か所に土砂が投入されていた。

 午前11時50分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。

 K8護岸には土砂を積んだランプウェイ台船が接岸していたが、ダンプカーの動きは少なかった。

 K9護岸には土砂を積んだランプウェイ台船が着岸するところだった。

 N2護岸では、先端部に停泊していたクレーン付き台船が沖に移動していた。土砂の陸揚げは行われていなかった。

 長島近くで緑のクレーン付き台船と作業和船が作業を行っていた。昨日と同じく、汚濁防止膜の点検やメンテナンスを行っているようだった。

 この日は午前8時半頃、ガット船4隻(第十八藤進、寿鷲丸、國喜18、かいおう丸)が大浦湾に入り、ランプウェイ台船やデッキバージに土砂の積み替えを行っていた。

 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 海上監視活動/次の動きを想... | トップ | 10月31日の美謝川切り替... »
最新の画像もっと見る

米軍・自衛隊・基地問題」カテゴリの最新記事