9月11日(金)から17日(木)まで名護市議会の一般質問が行われた。野党議員の質問を中心に何度か傍聴に行ったのだが、民主党の圧勝と新政権誕生をふまえて、辺野古新基地建設に対する島袋吉和市長の見解を問い、あわせてキャンプ・シュワブ基地と一体化した久辺3区の下水処理施設問題や一般社団法人キャンプ・シュワブ・サポート事業協会(CSS)について問う質問が続いた。
写真は名護市の幹部たちである。向かって右から島袋吉和名護市長、徳本哲保副市長、末松文信副市長、玉城政光政策推進部長という面々。にーぶいしているのか平静を装っているのか知らないが、野党議員の質問に内心は穏やかではなかったはずだ。先の衆議院選挙では、自分たちが推した衆院3区の嘉数知賢氏をはじめ、県内の自公の候補者は全員が落選した。民主党を中心とした連立政権とのパイプもないなかで、辺野古新基地建設推進の白紙撤回を求める質問に、島袋市長はそれを拒否し、これまでの経緯を強調したうえで新政権の方針を見たい、とくり返していた。
島袋市長らがかつてないほど追いつめられているのは事実だが、それだけに新基地建設を存続させようと必至になっている。キャンプ・シュワブ基地と一体化した久辺3区の下水処理施設事業の調査費を計上した提案は、与党多数のもとで可決されそうな雲行きとなっている。
CSSに関しても、答弁した玉城政策推進部長は、あくまでオブザーバー参加だから、と言い張って質問にまともに答えようとしなかった。野党議員の方もそういうはぐらかしに切り込み得ていない。
新内閣発足後のマスコミ報道を見ていると、岡田外務大臣や北沢防衛大臣の発言は、日米同盟重視の強調や環境アセスメント継続など「現実路線」へと傾斜を深めている。今朝の琉球新報では、北沢防衛大臣が〈県外・国外への移設実現を困難視する姿勢を強調した〉と報じられている。
島袋市長らはこのような新政権の動きに活路を見出そうとしているはずだ。新基地ができないと下水処理施設もできなくなる、と久辺3区の住民をだましつつ、月末にも来県するという北沢防衛大臣に「地元の要望」を強調して、新基地建設推進を強く求めるだろう。そこにあるのは新基地建設によって生じる巨額の利権に群がろうとする者たちのあさましい姿である。CSSの設立がそれを示している。オブザーバー参加という形でごまかしているが、名護市を抜きにCSSは成り立たない。
自分たちの利権のためなら地域住民の生活や命が脅かされ、自然環境が破壊されてもかまわないとする、こういう基地利権に群がる者たちの思惑通りに新基地建設を進めさせてはならない。
写真は名護市の幹部たちである。向かって右から島袋吉和名護市長、徳本哲保副市長、末松文信副市長、玉城政光政策推進部長という面々。にーぶいしているのか平静を装っているのか知らないが、野党議員の質問に内心は穏やかではなかったはずだ。先の衆議院選挙では、自分たちが推した衆院3区の嘉数知賢氏をはじめ、県内の自公の候補者は全員が落選した。民主党を中心とした連立政権とのパイプもないなかで、辺野古新基地建設推進の白紙撤回を求める質問に、島袋市長はそれを拒否し、これまでの経緯を強調したうえで新政権の方針を見たい、とくり返していた。
島袋市長らがかつてないほど追いつめられているのは事実だが、それだけに新基地建設を存続させようと必至になっている。キャンプ・シュワブ基地と一体化した久辺3区の下水処理施設事業の調査費を計上した提案は、与党多数のもとで可決されそうな雲行きとなっている。
CSSに関しても、答弁した玉城政策推進部長は、あくまでオブザーバー参加だから、と言い張って質問にまともに答えようとしなかった。野党議員の方もそういうはぐらかしに切り込み得ていない。
新内閣発足後のマスコミ報道を見ていると、岡田外務大臣や北沢防衛大臣の発言は、日米同盟重視の強調や環境アセスメント継続など「現実路線」へと傾斜を深めている。今朝の琉球新報では、北沢防衛大臣が〈県外・国外への移設実現を困難視する姿勢を強調した〉と報じられている。
島袋市長らはこのような新政権の動きに活路を見出そうとしているはずだ。新基地ができないと下水処理施設もできなくなる、と久辺3区の住民をだましつつ、月末にも来県するという北沢防衛大臣に「地元の要望」を強調して、新基地建設推進を強く求めるだろう。そこにあるのは新基地建設によって生じる巨額の利権に群がろうとする者たちのあさましい姿である。CSSの設立がそれを示している。オブザーバー参加という形でごまかしているが、名護市を抜きにCSSは成り立たない。
自分たちの利権のためなら地域住民の生活や命が脅かされ、自然環境が破壊されてもかまわないとする、こういう基地利権に群がる者たちの思惑通りに新基地建設を進めさせてはならない。
これまでの民主党幹部はキャンプシュワブの中から防衛局の説明聞くだけだったが。
報告集「下水道問題を考えるシンポジウム~その事業費と環境への影響、リサイクルの視点から~」
発行日:1995年12月25日
発 行:中城湾南部流域下水道問題を考える会
代表世話人:与那嶺 義雄・瀬底 正人・真栄城 安宗・糸州 朝光
大規模な公共事業としての下水道計画に対してその事業費と環境対策の効果に疑問を持った流域の関係市町村の議員さんたちが集まって持たれたシンポジウムの記録です。
沖縄における等身大の下水処理とはどういうことなのか、環境を破壊しないために、借金を残さないためにどうすればいいのかを求めて行動された記録です。
手元に3部ほど余分がありますので、必要でしたら進呈いたします。
基地に頼らず作れる自立した暮らし・・、自前で再生し続けることが出来る暮らしのシステムとはどういうものなのか、・・沖縄内での運動経験の継承と交流・深化・発展を願っています。
送料は着払いにしてください。
宇井純氏が沖縄大学にいた頃、下水処理問題で尽力した思うのですが、沖縄の行政はどれだけ学ぼうとしたのか。
今の名護市の状況を見れば、宇井氏も怒りにかられたでしょう。
林道工事の基礎資料の件もそうですが、長期に渡る自民党政権のもとで、公共事業依存体質を深めた沖縄の自治体は、膿が溜まっています。
それを切開しないことには、住民が不幸になるだけです。
郵送の件は当方から申し出たことです。
また、この資料は元々沖縄から無料でいただいたものです。遠慮は無用です。
大阪のエイサー大会の資料も受け取りました。
大正区や西成区など今帰仁村出身の方々も多いし、関心を持ち続けたいと思っています。