海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

安和の琉球セメント桟橋で土砂積み込みに抗議行動

2019-05-14 23:15:28 | 米軍・自衛隊・基地問題

 14日(火)は午後から安和の琉球セメント桟橋に行き、ゲート前の抗議行動に参加した。1隻目はすでに出ていて、2隻目の第八藤進が接岸して土砂を積み込んでいた。

 沖縄は梅雨入りまじかで、途中、土砂降りとなった。少ない人数でダンプカーを止めるのは厳しかったが、観光客を含めて車で移動する市民への訴えの場ともなっている。

 午後3時前に土砂を積み終えた第八藤進が出ていき、入れ代わりに松龍丸が接岸して、この日3隻目の積み込みを開始した。所要のため私は午後4時に引き上げたが、最後まで残って工事車両の記録をしている人がいることを、多くの人に知ってほしい。こういう努力を日々重ねている人たちがいるのだ。

 高江でも辺野古でも、大きな集会や機動隊、海保とぶつかる場面など、絵になるところにはマスコミや写真家、ドキュメンタリー作家などが群がる。しかし、実際の運動の大半は、彼らが目を向けないこういう地道な活動によって成り立っている。縁の下でそれを支えている人たちにこそ頭が下がる。

 道路沿いの福木の根元に小さな花が群がるように落ちていた。今帰仁の仲宗根では福木をサバンギという。サバとは沖縄語で草履のことで、葉が草履に似ているから、その名がついたのだろう。

 福木は沖縄では屋敷のまわりに植えて防風・防火のために利用されている。実は黄色く熟れるとコウモリが食べに来て騒いでいる。落ちた実は独特の臭気があり、アマムー(オカヤドカリ)が食べに集まってくる。

 

 


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