海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

辺野古ゲート前で資材搬入に抗議

2020-11-16 23:10:28 | 米軍・自衛隊・基地問題

 16日(月)は朝、海が荒れているためカヌーによる行動は中止となり、抗議船2隻のみで海上行動を行った。

 午前8時49分頃、キャンプ・シュワブの工事用ゲート前に行き、1回目の資材搬入に抗議する座り込みに参加した。市民30数人が集まり、パトカーに先導されてやってきた工事車両に対し、新型コロナウイルスの感染対策をしながら、今日も新基地建設工事を許さない、反対するという抗議を続けた。

 1回目に入った工事車両の半数以上は、生コンのミキサー車だった。K1~K4護岸の嵩上げ工事と消波ブロックの制作に使用するものだが、嵩上げ工事に使用される青塗りの鉄筋も入っていった。

 沖縄県警・機動隊によってゲート前から排除されたあとは、歩道でプラカードを掲げて抗議し、車列が途切れるとゲート前に戻ってデモ行進やシュプレヒコールで抗議を続けた。

 こういう抗議行動が1日3回の資材搬入に合わせて行われている。海上行動は海が荒れれば中止となるが、ゲート前は雨風の中でも抗議が続けられる。椅子やプラカード、のぼり、マイクなどの準備や片付け、工事車両の動きの把握と台数、資材の確認、トイレの送迎その他、中心となっているメンバーは連日、長時間のボランティア活動を行っている。こういう皆さんの努力があってはじめて現場の行動は成り立つ。

 午前10時15分頃、豊原の高台から辺野古側埋立工区の様子を見た。K8護岸にはランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。ダンプカーで運ばれてきた土砂は、2工区のK1護岸近くや中央部に投入されていた。

 K4護岸では嵩上げ工事が行われていた。ミキサー車護岸沿いに並んで生コンの打設が行われ、別の場所では鉄筋を組んで型枠作りが行われていた。

 お昼過ぎまで松田ぬ浜に行く道路沿いの草刈りをし、午後1時42分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K9護岸にはランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。

 沖を見るとガット船3隻が出て行ったところだった。写真は前を行くのが第百三十六伊勢丸で、後ろが第八高砂丸。

 オイルフェンスの内側も白波が立ち、海は荒れていたが海上作業は続けられた。大浦湾内には清明と美鍛丸、国喜18が残り、ランプウェイ台船に土砂の積み替えを行っていた。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 海上行動チームによる街宣活動 | トップ | 本部港塩川地区と安和の琉球... »
最新の画像もっと見る

米軍・自衛隊・基地問題」カテゴリの最新記事