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思い出の「甲子園」

2008-08-03 21:14:24 | ハハ
負けちゃいました

記念すべき第90回全国高校野球選手権大会
3年ぶり23回目の甲子園出場を果たした我が母校の「甲子園」は、開幕初日であっけなく終わってしまいました

そう、私の母校は「鳥取西」高校、通称「鳥西」(とりにし)
「旧一中」の流れを汲む、歴史ある伝統校です
硬式野球部は、なんと、第1回大会の出場校でもあるんです
それに「鳥取西」は今でも県内トップクラスの進学校で、県西部の「米東」(べいとう)こと「米子東」と大学進学実績では双璧を成しています

そんな母校が、鈴木投手の好投空しく、15年ぶりの1回戦突破の夢はかないませんでした


夏の「甲子園」
私には忘れられぬ思い出があります…

それは高3の夏、鳥取県大会でのこと
当時、やはり何年ぶりかの甲子園出場が期待されていた鳥西野球部。
1回戦から順調に勝ち進み、ついに決勝戦までこぎつけた鳥西ナイン。
実は、そのチームのエースが、私の幼稚園からの幼なじみである「さとしくん」だったのです

とにかく、どうしても「さとしくん」と一緒に甲子園に行きたくて…
学校の「夏期補習」をサボって、炎天下のグランドに毎日毎日応援に行ったもんです

日陰のない応援席は、暑いなんてもんじゃありません
でも私たちは汗をぬぐうこともせず、ひたすら声援を送ったのでした
水筒の冷たい麦茶を飲んでも、その瞬間、毛穴という毛穴から汗=麦茶が噴き出し、真っ白な制服のブラウスがあっと言う間に茶色に染まります

しかし…
のどを嗄らして応援した甲斐も無く、決勝戦で惜しくも敗退
「さとしくん」と描いた「甲子園の夢」は、はかなく散ってしまったのでした


ところが、私が大学生になった年、なんと鳥西がついに甲子園のキップを手に入れたのです
そのときのエースは、後にロッテに入団した「田子投手」
私はもう居ても立ってもいられず、弟を誘い「応援バス」に乗ってあこがれの甲子園へ乗り込んだのでした

甲子園球場は想像以上に巨大で、ツタのからまった荘厳な姿は神々しくもありました
でも、アルプススタンドから見るグランドは本当にちっちゃくて、選手なんて豆粒みたい

1回戦の相手は、今夏同じく出場する「青森山田高校」
鳥西は田子投手の準完全試合の活躍で青森山田を倒し、念願の甲子園勝利を納めたのでした

「甲子園」で、今、母校の校歌が流れている
あのときの感動は、今でも忘れられません
補習サボって皆で応援に行ったこと、決勝で負けたときの「さとしくん」の後姿、そしてみんなで流したくやし涙…
次から次に脳裏に浮かんで、いつまでも涙が止まりませんでした

しかーし…
次の相手は、当時大スターだった荒木大輔投手を擁する「早稲田実業」
結局、2回戦突破はなりませんでした

あれから、ン十年…
アルプススタンドで応援する女子高生と昔の自分がカブる、1人のおばさんが、ここにいます
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