智を開く

本当の「生きる力」を求めて…

高校合格

2011-01-08 23:55:49 | 風の旅人

今年も中学受験の季節がやって来ましたね。

昔のように受験生に「合格鉛筆」を配ることもなくなりましたが、職業柄、この時期はやはり何となくそわそわして落ち着かないのです。

全ての受験生にエールを送りたいと思います。

 

さて、中高一貫に通う中3の旅人には、受験がありません。

あったら、この冬休み、のんきに「旅」などしていられない。

2学期の期末試験では、苦手な数学も古典も何とか帳尻を合わせて追試もなく無難にやり過ごしたみたいです。

ホント、この人、要領だけはイイ。

 

そして、今日は始業式&内部進学説明会。

「合格通知書」を頂きました。

高校受験で頑張っている生徒さんたちには申し訳ないような気がします。

 

なぜこの時期かと言うと、旅人の学校では来週から3か月間、希望者対象の「ニュージーランド研修」があり、帰国は高校入学直前となるからです。

この研修では、まずオークランドの編入準備校で語学研修などを数週間受けます。

その後、それぞれのステイ先に散らばり、そこの高校に各自「編入」し地元の学生たちと一緒に英語で授業を受けます。

現地での授業日数はこちらの中3の授業日数としてカウントされるため、帰国後はそのまま高校に復学することができるのです。

公的機関の留学制度を利用しているため、費用も非常に安価。

現地校へ「留学」するのではなく「編入」する、また、帰国後はそのまま高校へ「復学」できる。

これは探してもなかなか他の私立中学にはない制度です。

この制度があるからこそこの学校を選択した、というのもあったので、ハハとしては是非とも行って欲しかった。

 

しかーし…

どんなに素晴らしい条件でも、旅人はこのように最初から敷かれた「レール」に乗っかるのを極端に嫌います。

とにかく何でも自分で決めて自由にやりたいタイプ。

かねてから再三打診してみましたが、やはり答えは「NO!」

 

それどころか、高校進学自体どうするか、いろいろ考えていました。

元来勉強好きなほうではないので、このまま高校に上がってなーんとなく受験勉強して、なーんとなく大学受けて、なーんとなく就職する…

そんな将来には大きな疑問を持っているようです。

だからこそ、一度日本を離れ海外で生活してみるのも良い経験なのではないかと、ハハは思ったのですが…

  

自分でいろいろ調べた結果、今のところJRに就職することを旅人は考えているみたいです。

貨物、運転士、車掌、駅員、メンテナンス系、土木系、その他技術系など、結構幅広い選択肢があるようです。

高卒採用もあり、総合職に就きたければ現場経験を積んだ後に採用試験を受けてもいいそうです。

全国のJRにも乗れるし、きちんと休暇も取れるらしいので、大好きな旅と趣味の写真が思う存分できるということ。

それで、給料もそこそこいいんだとか。

ナルホドね…

 

大学進学が全てではないし、どんなに高い偏差値の大学に合格してもそこで終わりではないし、人気企業に就職して高収入を得ることが「幸福」とも限りません。

(もちろん、今時そんな古い考えの人はいないでしょうが…)

合格可能な偏差値の大学(学部)に何の目標もないまま入り、就活となれば何十何百社とエントリーして辛うじて引っかかった企業に就職する…

それはちょっと違うのでは…と、ハハも思います。

旅人には旅人特有の適性・能力があり、将来それを活かして自活しかつ人様の役に立つことができるのであれば、どんな道を歩もうと構いません。

 

…って言うか、旅人はもう既に一人で充分やっていけるだけの「力」を身に付けているのではないかと、最近は思います。

おそらく、このまま路上に「ポンっ」とハダカで放り投げても、何とかマネッジして生きていくような気がしてなりません。

 

いずれにしても、死んだとき一人でも多くの人に感謝してもらい死を惜しんでもらえる人になって欲しい。

そんな人生を送って欲しい。

失敗することもあるかもしれないけれど、失敗したらやり直せばいい。

ハハは、そう思います。

コメント
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