風の旅人こと、鉄砲玉の我が息子…
25歳となった昨年、大きなターニングポイントを迎えた
2014年、國學院大学神道文化学部に入学
「色々と因縁のある家系だから、止めたほうが身のためだよ」というハハの進言も聞かず、自ら鳥取の実家の宮司になる、と決め選んだ道
ところが4年後、旅人は大学を卒業せず、中退
理由は1つではなく色々あったようで…彼なりに人生を色々考えた結果だと、ハハは受け入れるしかなかった
何しろ、旅人の思考「過程」でハハには一切相談はなく、相変わらずいきなりの「結論」なのだから…
色々と報告してくれる娘と違い、息子は幼稚園の時からそんなカンジ…生徒会長になった時もそうだった
ただ、将来は神職の免許を取って実家の神社を継ぐという意思はなぜかブレない
大学には8年間の「復学制度」があるので、しばらくプラプラした後、まぁいつかは大学に戻るのだろう…と思っていた
もちろん、ハハは4年間の学費しか出さないという約束だったので、学費は自分でどうにかするように、と…
大学を辞めた旅人は、アルバイトを複数掛け持ちしながら、バイクで大好きな旅をしたり、ボランティアをしたり…
実家暮らしで気ままな生活を送っていた
しかし、そんな旅人に2020年、転機が訪れる
まず、アルバイトで貯めたお金で金銭的にメドがついたから…と実家を出て、都内にアパートを借り、独り暮らしを始めた
それは、祖母が何度も命の危機を迎えたことに、少しは関係しているかも…
旅人の同級生は立派に就職し、それぞれの道を歩んでいたので、祖母も常日頃から孫の現状や行く末を案じていたので
「命が危ないから家族に会っておくように」と医師から言われた時、私たち家族とは別に病院へ行き、祖母に決意を述べていたらしい
そんな中での「コロナ禍」そして「緊急事態宣言」
アメリカ大使館の現地職員になった同級生、航空会社の客室乗務員になった同級生、警察官になった同級生…
そんな同級生も、コロナ禍での厳しい現実に直面し、苦悩しつつも奮闘する姿…
一方、そんな状況下でも希望を捨てず、自分の妹がまさに夢を実現させようと努力している姿…
これらは全てハハの想像でしかないけれど、今後の人生を「どうしたいか、どう生きるのか」再考せざるを得ない状況となったのではないか
その旅人は今、また大学に通っている
「放送大学」という通信制の大学ではあるが、文部科学省が認可するれっきとした大学
既に大学で取得した単位を引き継ぐことができるので、最低でも「学士」を取るそうだ
やはり、大学は卒業しておいたほうが良いと判断したのかなぁ…
放送大学の講義は結構充実しているらしく、旅人の勉強したい講座がたくさんあるそうだ
最大の関心事は「宇宙工学」…卒業したらその方面に就職する意思を持っている
今、数学と物理を一から勉強し直しているらしい
現在、実家はハハの実弟が宮司をしているので、すぐに継ぐ必要はない
大学さえ卒業していれば、國學院大學の社会人枠で2年間通えば神職免許も取れるのだ
それも、4年間大学に行く必要があるのか、と考えたきっかけの一つらしいけど…
旅人の祖父も祖母も叔父も、皆、そうやって神職の免許を取得している
何を考えているんだかハハにはホント理解し難いところはあるけれど、人生の岐路で行動し始めた旅人
ハハはいつものことながら、見守るしか、できることはないのです
でも、彼なら今までも十分生きる力を養ってきたし、たとえ学歴が無くてもこれからも社会貢献できる大人になってくれるだろうと、ハハは信じている
ハハは、幼いころからずーっと、大人になってもずーっと、自分の父親に応援してもらえず、否定ばかりされてきた
だから、自分の子どもたちだけには、自分の生き方を貫いて欲しいし、決して否定しないと、心に決めている
ハハは、いつでも、あなたたちの応援団長だからね~
ファイトぉ~~~