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ぬるま湯生活

【本】モンスター

2012-06-07 22:04:41 | コラム
こんばんは。
hanayuです。

RNに向けて残業を覚悟していた割に普段通り。
いや、普段よりもある意味静かで……。

業務時間内はしっかり集中し
‘やや残業’なレベルで帰宅しました。

考えてみたら1年位前は‘やや残業’は日常で
木曜日は‘ガッツリ残業’が当たり前でしたけどね。

案件が減っている?
わけでもないので

人手が充足している?
かもしれないが

進化している?
と思っておこう(笑)。


さて、【飲み禁止令】中につき
今夜も読み終わった本のご紹介をば。


モンスター (幻冬舎文庫)
百田 尚樹
幻冬舎


美容整形のお話です。

主人公が醜かった自分の顔をどんどん変えて
ずっと想っていた彼との再会を求める、みたいなストーリー。

陳腐でしょ?
こうやって書いちゃうと。

でもね、かなり壮絶ですよ?!
命と物々交換しているようなものです。

もちろん、と言っていいかは分かりませんが……
整形しておりませんので
正直抵抗感もあったんです。

でもね、読んでいると美容整形もアリなのかなぁなんて思ってしまう。

化粧と美容整形のどっちが「悪」なのか。
そりゃ、ありますよね。スッピンがえらく変わってしまうって事。

かくゆう私もスッピンでは会社行けませんもん(笑)。
「あんた誰??」みたいな。。

誰にでもコンプレックスはあると思う。
私ははっきり言えばコンプレックスだらけ!
「もっと美しければ人生は変わっていただろう」なんて何度思った事か。

違う本の話だが、アメリカでとった統計では
容姿が良いだけで人生1000万円は得をする……なんて。

そしてまた違う話だが、ある脳科学者が
人が惚れるのは外見だと発表しているらしい。

それだけ、見た目は重要なのだ。

話は本に戻り、主人公はそのいびつなまでの顔で人生真っ暗。
ひょんな事から整形にはまり
資金ねん出の為に身体を売りながら
美の追求に徹底的にハマってゆく。

整形に留まらず、話し方講座など自分を変える事に必死。

でもキレイになっていくにつれ、人格までも変わっていくからすごい。
妙にリアルに感じられるのは、自分が女だからかもしれない。

自分に自信がつくと、人への接し方も態度も変わっていくのは女だからこそ?男も?
身に覚えがあると思うのね。

とことん。
この言葉がピッタリ。

とことん。美しさを追求している姿が初めは痛々しく後半にかけて潔さまでも感じる。

もうひとつ描かれているのは
惚れた男への執念。

復讐と純愛。

そのあたりは実際に読んで、それぞれが思う事もあると思うので割愛(笑)。

なかなか読みごたえありましたー。
最後はちょっと陳腐な感じで終わりますが、面白かったですよ!

ただ、共感する本っていうのとは異なる。
だからこそ引きこまれる面白さがあるのかもしれないな。

ぜひ、女性には読んでもらいたい一冊でした。

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