厚労省の発表で出生率、二年連続1.39だったのが1.41になりましたね。
保育士さんや保育士の勉強をしている人なら定義はお分かりでしょうが、
15歳から49歳までの女性が生涯産む子どもの数、と幅広いものです。
だいたい、20代や30代で産む人が多いでしょうが、
10代や40代もちゃんとカウントされてるんす。
出生率を上げるには・・・とりあえず産める人を増やす。
結婚していなくても別に産んだっていいだろうし、産んで育てられる社会にする。
雇用が不安定な時代ゆえに、夫婦共働きは当たり前になってきている。
(事実保育園に来ている人はほぼそうです)仕事を辞めなくても育てられるようにする。
待機児童については、0歳や1歳が一番厳しいのでしょう。
だって保育士は0歳児3人につき1人、1歳は6人につき1人つけなくてはならないし。
特に0、1歳の時期をなんとかできれば保育園、そう増やす必要も無いのかと。
私の職場、東京都認証園も都独自の基準ですから。
あと出生率を上げるには?女性の人生を再チャレンジ可能にする。
私みたいに子どもを産みたくても夫が離婚しないとか次の人生にいけない人も
大勢いると思います。そしてやっぱり雇用の問題。正社員を離れたら子育てで
セーブしている間はしばらく非正規となり、正社員に戻るのに13年かかりました。
それも今、需要の多い保育士のライセンスを得てこそ、です。
普通の女性にみんなこうしろ、というのはなかなかハードルの高い話です。
仕事を続けられるのは食いっぱぐれのない資格保有者か、個人の才能やスキルが
ある女性だけってことになってしまいます。普通の女性が必死で頑張り続けなくても
子育て中は時短とか負担を減らして仕事を続けられるといいな、と。
あとは中絶数を減らして産んだけど育てられない人から
欲しくても授からない人に育ててもらう、里親含めいろいろな取り組みがもっと
行われるといいのではないでしょうか。
女性に手帳を配る配らないと先日、話題にのぼりましたが卵子が劣化するなんて
当たり前の話です。昔、新聞で読みましたが本当は22歳くらいで出産するのが
いいとか(確かに若いし!)そう考えるとシューカツなんかしてる場合ではありません。
就職して自立し一人前になって結婚、出産という流れでなくてもいいってことに。
まあ事実、女性を最も鍛えてくれるのは子育てじゃないかと思うし。
とーってもフレキシブルな仕組みを作らないと出生率、上がらんなあ。